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R5年度 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ 伊波中学校 お金ワークショップ

プログラムへの想いを別記事にまとめているので、良ければご覧ください!
R5 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ プログラムについて

ミラカナ広報チームのチネンです。
1月16日うるま市立伊波中学校にて1学年4クラス117名を対象にミラカナワークショップを行いました。​

伊波中学校での名刺ワークショップの記事は下記URLよりご覧ください。
https://note.com/mirai_kanai_2022/n/n524c514ad080?sub_rt=share_pw

ーお金に対する新たな理解

今回のワークショップは、生徒たちがお金についてどのように考えているかを探ることから始まりました。各クラスのメンターの自己紹介の後、slidoを使いながら、生徒たちはお金というテーマに触れていきます。「1万円あったら何に使う?」「1億円の場合は?」といった問いかけに、"世界旅行""家を買う"親孝行"など様々な意見が出ました。

ーお金の流れの基本:身近な例で学ぶ

このワークショップでは、「カレー」を題材にお金について考えました。
家庭で作るカレーとレストランのカレーのコストの違いを知ることで、生徒たちは「出ていくお金」について学びました。シンプルですが、お金の流れを理解する上で役にたったのではないかと思います。

このワークショップのもう一つの重要な部分は、生活費における実践的な「お金」の話し。みんなが大人になった時にかかる生活費の話では、一人暮らしをした際に何にいくらかかるのか、生きていく上で毎月どのくらい稼げばいいのかなど。生徒たちは自分で調べたり、友達同士で相談したり、メンターに聞いたりと、今まで意識してこなかった"お金"について一生懸命考えました。

ー仕事と収入

生徒たちはそれぞれ「お金を稼ぐ」ために将来どんな仕事がしたいのか、自分が興味のある仕事の収入がどれぐらいなのか、また、その職業が沖縄と県外の収入の差について調べました。
県外との収入の差に驚いている子が多く、今まで知らなかった仕事に興味を持つ子も多く見られ、将来やってみたい事の選択肢が増えたのではないでしょうか。

ー豊かな生活のためのお金の使い方

「豊かに生きるためのお金の使い方」。このワークショップで生徒たちは、趣味や旅行など、生活を豊かにするための「物の消費」と「経験の消費」について学びました。また、お金を増やすための方法 ―働く、投資する、もらう― についても学び、生徒にお金の価値、管理、そしてそれをどう最大限に活用できるかについて考えさせ、生徒たちが実際の生活状況に応用できるように、具体的な例を通して学ぶことができたのではないかと思います。

ここまでのワークで色々なお金について学んだ生徒はお金についてのゲームに参加しました。
免許にかかるお金はいくら?など日常生活でかかるお金をテーマにゲームがを開始し、各クラスの生徒・先生も一緒になりワークの中で一番の盛り上がりとなりました。

ー社会人のお金の話:買い物と自己投資における意識

各クラスにサポートに入っているメンターが生徒に向けてお金の話をしてくれました。その中でも印象に残った学びは、メンターのちーかー(比嘉ちかこ)さんのお話。

ちーかーさんは、今の生徒に身近に実践できる話をしてくれました。
みんなが買い物をする時に頭の片隅に入れておいて欲しいキーワードについて話しました。「LOVE」「NEED」「LIKE」「WANT」まずこの言葉の意味は何?というところから始まりました。買い物をする際、多くの人が直面するのは、その瞬間の衝動に駆られた選択です。
「LOVE」とは、ある物などに対して愛情や情熱を感じることです。
「NEED」は、生活を営む上で欠かせない必需品を指します。
「LIKE」とは、一時的な興味や好奇心からくる好感を意味します。「WANT」は、より強い欲望を表し、衝動的な購入につながります。

自己投資としての「NEED」と「LOVE」

例えば、高額な学費を支払ってでも追求したい学問やスキルがある場合、それは「NEED」としての教育であり、同時にその分野への「LOVE」を示しています。このような投資は、長期的な視点で見ると、自身の成長や将来の機会を大きく広げることになります。
特に大きな買い物や重要な金銭的決断をする前に、これらのキーワードを思い出し、自問自答して欲しいと伝えました。
今、を過ごす中で、なかなかお金を使う場面があまりないかもしれないけれど、これから先、高校生や大人になって家族を持ったタイミングや働いてお金を手にしたときに今日の授業が少しでも役に立つ事があれば嬉しいと話していました

今回のワークで生徒からは、たくさんの良かったとの声をいただきました。

  • わかりやすい説明でとても楽しい授業でした。休み時間の間に話すことも出来、とても話しやすい先生達で解りやすく楽しく、真剣に取り組める授業でした。

  • ちかこさんの話が特に印象に残っています。 お金を稼ぐのは大変だと思うけど、大人になったら、お金を稼ぐのを頑張りたいと思いました。

  • お金についてのイメージが変わった。それに、投資などや奨学金などのこともあるとわかった。あと、とてもわかりやすい授業だった

  • 将来の夢とかなかったけどたくさんの職業とか調べたりしてみておもしろそうっていう職業を見つけられてよかった。改めてお金の大切さがわかったし、チャイさんの話を聞いてみて海外とかに行くのも面白そうって思えたので今日から海外に行くことを目標に頑張ってみたいと思う。アルバイトとかもして経験もたくさんつんでおきたいと思った。目標ができたので勉強ががんばれそう

ー最後に

今回のワークショップで生徒は、たくさんの知識と将来の選択肢を得ることができたのではないでしょうか。
ちーかーさんが伝えてくれた話も、日常生活の中で多くの小さな選択をする際にも役立つと思います。消費行動を通じて自分自身の価値観と優先順位を意識することで、より充実した人生を送ることができると思います。
自分自身と自分の欲望を深く理解し、それに基づいて意識的な選択をすることで、将来、私たちの選択が積み重なり、その人生を形作っていくと思います。
お金は、使い方によっては生活を豊かにし、新しい経験を可能にする強力なツールです。お金は上手に使えば、生活を楽しくし、新しい体験もできます。生徒が将来お金を使って、いろんなことを経験をするために、今回はお金をうまく使う方法を学べたのではないかと思います。


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