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五輪サッカーと男性社会

#一発レッド
#男性社会
#就活

このようなタイトルだと、なでしこジャパンについてかと思うかもしれませんが、そうではありません(そっちでも、たくさんお話ししたいことがあるのですが、まだ、残念過ぎて言葉になりません)。

サッカーの試合では、皆さん、ご存じの通り、イエローカード、レッドカードというものがあります。イエロー2枚で退場、累積で出場停止、レッドカードは一発退場です。

それまで、どんなに良いプレーをしていたかどうかは、関係ありません。一発レッドカードのことをすれば、一発で退場になります。そうなると、中心選手であるかどうか、それまで良いプレーをしていたかどうか、はたまたどんな人柄でどんな実績かは関係なく「退場」です。ベンチから試合を応援することも許されません。

最近、みら女が社会との接点を増やしていくにつれ、一発レッドおじさん、いえ、年齢に関係なく、一発レッド男性の、あまりの多さに、みんなで衝撃を受けています。

昨日、みら女農園で収穫後に、提携先のセブンイレブンさんに納品させてもらう用に、お店の脇の小屋で、袋詰めやラベル張りなどをしていた時です。ものすごく、親切に話しかけてきたおじさまがいました。私たちが、近所で地域の高齢者の皆様と無農薬で育てていること。育てた野菜は納品するほか、カタチなどで販売が難しいものは、自給自足や子ども食堂に充てていること、売り上げは社会貢献活動に用いていることなどの説明をしました。

「へぇー、結構、ちゃんとやってるんだねぇ」

はい。ちょっと、上から目線は気になりますが、ちゃんとやっています。そこまでは、良いんです。女子大生の全国団体が運営していることを伝えた時です。

「そうなんだ!女子大生が作ってるなら、きっと味が違うよね」
「女子大生がつくったら美味しいに決まってる」

本人は、悪気はまったくなさそうです。むしろ、女子大生なのに偉いねぇと褒めているニュアンスもあるくらいです。

これが、一発レッドだということを本人たちは、もちろん、気が付いていません。何がファール(反則)なのかわからず退場させられている状態です。きっと、何十年か前のように、バックパスをキーパーが手で扱ってよいというルールだった頃のままに生きていて、今は、それがファール(反則)だということを知らないで生きているようです。

もう、社会のルールは変わったのです。性別を理由にするのは30年以上前の昭和で終了しているのです。

先日、次世代経営者の会に出席させていただいたのですが、30代前半の経営者のプレゼンテーションのPPT内で、退社した社員の写真の目に犯罪者のような黒線を引いて「AV女優みたいでしょ」って笑っている場面がありました。女性が3割ほどいるなかで、合計100名以上の経営者の集まりで、プレゼンテーション内で、そんな発言がでるのです。しかも、団塊の世代ではなく30代前半の経営者から。さすがに、指摘が入り、プレゼンテーションの合間に不適切発言として謝罪をしましたが、その謝罪の仕方も「おもしろおかしくしようとして・・・」と発言して更に燃やしにかかるという。もちろん、本人に悪気はありません。それを「おもしろい」と感じている感覚そのものがもう時代錯誤だという自覚がないのです。しかも、その集まりの最終提言が「次世代(さらに若い世代)を教育していく」という内容でした。

日本の男尊女卑の感覚はあと100年は続きそうだねってみんなで怒りを通り越して呆れていました。

とにかく、世の男性がいかに良い人であろうと、実績があろうと、金を持っていようと、地位が高かろうと、一発レッドなことをすれば、一発退場になるということです。

そして、30代経営者の会では5~10分置きに、退場者がでるような内容で、農園生活でも、先日のように、良い人でも普通にレッドカード発言が出る現実に直面して、全く、みらいに希望が持てなくなり、日本の若年層の自殺率が高いのは当然だなぁと思う今日この頃です。

きっと、あの方々は、何が問題なのかわかってないだけなんだろうけど。


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