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あの空の雲の中に溶けてしまいたい

夢や目標などを書いた、自己啓発本は今結構売られてたりしますよね。いろんな本を読んでみても、ただ、はっきり目み見えるものでもないし、感じ取れるものでもなく、いつも自分の中でもやもやしている。いつもそんな感覚に囚われます。

あの空の雲の中に溶けてしまいたい

自分が将来どうなりたいかと聞かれたら、どう答えるでしょうね。あの透き通った青空に浮かんで、なんの心配も、気兼ねもなく、平穏な場所に人知れず行きたい。それがなかなか叶わないので、時折一人で海に行って、ずっと空を見ているような日々を送っております。

東京の都心にいると、空と地上の距離が遠いように感じられ、空に近づくために海に行くのです。

生きている限り、平穏からは逃げられない

ところが、生きている限り平穏からは逃れられない。今日生きていくための、今夜の晩ごはんのお金を得ていかなければ行けないし。最低限のその日暮らしのお金であっても、先々のことを考えてしまって、怪我したらどうしようとか、結婚して子供ができたらお金が必要かなとか。先々のことばかり考えるから不安が増えるかも知れないけれど、でも後で後悔するのはもっと怖いから。

だから、みんな働くんですよね。もっと平穏に生きたいのに、日々がどれほど辛く、あるいはつまらないものであったとしても。

大人になってから夢を見る

逆に、何の不安もなくただ空に浮かんでいるだけの存在になれたとして、その時どう思うのでしょうか。ずっと青空の中、ただただ浮かんでいるだけなら、心は平穏かも知れませんが、そうしたらもっと何か、刺激を求めるのかなと思います。人間って不思議なもので、一人でずっと海を見続けることが出来ないんですよね。その時、自分が心躍るもの、楽しいと思える方向性を考えるきっかけになるのかも知れません。

何かが生まれる日

クリエイティビティは、誰の中にも内在しているものだと思います。いろいろな方にあって、一人一人に向き合って、何がやりたいのか聞いていくと、意外と何らかの答えを持っている場合が多い気がしているのですね。それが、ふんわりしているから、だからこれは夢じゃないとか、自分がやりたいことがまだはっきりしないとか、これやって何になるんだと。

何かをやったところで、行動したところで、すぐに誰かに認めてもらうことなんてないし、お金が増えていくものでもないでしょうね。だったらさっさと寝て、空の夢を見る。

ところが、空の夢の中では、でも何か刺激を求めている。

多くの方が目の当たりにしている葛藤なのかなと思います。

日々飽きが来なければいいんじゃない

ものすごく努力して成功というものに駆け足で上がっている人もいれば、今の生活が続けばいいと思う人もいると思います。

夢や目標は、おそらくは見つけるものではなく、何らか行動していく過程でふっと出現していくものなので、何にしろ行動していかないと始まらないというのは、薄々誰しも気づいていらっしゃるのではないでしょうか。

でもどこから行動すればいいか分からない。一応、僕らのコミュニティ「シンギュラリティ・ラボ」では様々なプロジェクトを走らせて、いろんなスキルを得たり、体験ができる場を設けていますが...

何にせよ、飽きが来ないように日々動いていけばいいんじゃないか、というのが僕の持論です。あまりお金とか、目先のこととか考えずにですね。どのみち、社会人なりたての段階でお金目当てしても、スキルも実績も無いのでたかが知れています。

なので気張らずに。

とはいえ、毎日飽きが来ないようにするというのも、なかなか大変ですよ。一昨日と昨日、昨日と今日、今日と明日で、少しずつでも絶えず変化していかなきゃいけない。普段とは違う場所に行ったり、本や人に出会ったり、新たなスキルをつけてみたり。やることは沢山あるかと思います。

そんな日々の過ごし方が、何かに出会うきっかけになるんじゃないですかね。

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