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変化する世界で常識は反転する

植物の生育に必要なもの、それは太陽の光と、水。
一般的な植物の常識は、植物は地面の栄養と、水と太陽の光を浴びながら育って行きます。あるいは、太陽の光は僅かでも、育って行くように進化していきました。

しかし、日光と水が豊富な熱帯ジャングルでは、植物は、植物同士の激しい生存競争に巻き込まれることになります。

植物の弱肉強食の世界

土、日光、水などの条件が揃わなければ、植物は育ちません。ジャングルの地面には、いろんな植物が埋め尽くすように根を張り巡らせていて、高さ数十メートルの植物が日光を覆い隠し、地面は暗くなっているような状態です。一方で、熱帯の気候は年中多雨で、水は一年中困ることはありません。

そのような環境で、新たな植物の種は、生育することができるでしょうか?

空から生育する逆さの木

そこで誕生したのが、空から成長する逆さの木です。なんと、高さ数十メートルのところから、植物が育って行きます。

植物の名はイチジク。日本でも馴染み深い、身近にあるような植物です。

他の植物と同じように、鳥によって散布され、日光が十分受けられる、すでに巨木に成長している木の葉や枝に、種が落ちて発芽します。水は熱帯雨林では、足りなくなることはありませんから、日光のあたる場所をゲットさえすれば、日光と水の条件は揃うのです。

あとは下に下にと、枝を伸ばして行きます。地面に到達して栄養を取れるようになれば、そこから一気に成長して行くんですね。

激しい競争下で、成長の順序を変えた木

つまりは、土・水で成長して日光を得て行く過程とは逆の、日光・水が揃った状態で土を目掛けて成長する、逆転の発展を遂げたわけです。

革命なんてレベルじゃない変革が起きる時代

今の時代というのは、世の中のルール自体が変わり始めている時代です。

例えば、サッカーをプレイしていたとしましょう。足が速い人、キック力がある人が、エース的な立場にいると思います。ところが、急にボールを手で投げることが大丈夫なルールになって、エースが入れ替わって行く。そんな感じです。

物事は順序が大事

環境が変わればルールは変わる。ルールが変われば、求められる知識やスキルも変わります。自分がどのように生存していくか、その順序も含めて考えて行けると、この変革を逆手に取れるかも知れませんね。

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