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デジタルアーカイブの構築が世界平和につながるか

平和の反対が戦争だとするならば、争いの根源を無くしていけば平和になるということになりますよね。争いの根源って何でしょうか。過去、人間はさまざまな小規模争いから、大戦争まで経験しました。原因の大部分は、民族、宗教、資源、政治、領土です。一部の人の欲のところから発するものもあれば、考え方の違いから発展する場合もあります。

戦争の始まり

アフリカのルワンダという国で、1994年ルワンダ虐殺が起きました。その原因は、よそから来た国が、もともと同一民族を、背丈とかの見た目で分断し、一方に利権を集中させ、もう一方を虐げることで国を支配すると言う、あるまじきことをしたからです。そこから、分断された本来ないはずのの民族同士で憎み合い、無用な争いを起こし、多くの人が虐殺されてしまいました。

フェイクニュースが人を狂わす

惨劇を防ぐにはどうすればよいでしょう?最初は、異国の地から持ち込まれた、根拠のない情報から始まりました。つまりは、最近ニュースでもよく聞く、フェイクニュースです。

事実無根の情報。でも例えば、大学教授の権威を借りたりだとか、メディアが度々取り上げたり、ひどい時には国が公式な情報としてたくさん報道すれば、それを信じ込む人が増えるのは必然です。

現時点であってもそうで、これは怪しいとみんなが疑ってる状態ならまだしも、知らず知らずに広まるように、予め画策されていたなら、残念ながら見破る術はありません。

インターネット時代黎明期の情報

ここで、現在のメディアがどのような性質を持っているかに目を向ける必要があります。広告やマーティングのお仕事されてる方はご存知のことと思いますが、媒体によって伝播する情報が違うのです。

例えば、Instagramは画像で情報を伝えるツールですが、コンテンツで何を訴えたいにせよ、美しい、面白い、興味を惹く画像などが閲覧回数が高かったりします。そのツールに合った情報が広まると言うわけです。

メディアの目的が混在し無法地帯へ

インターネット系のメディアの最大の問題点は、交通整理されていないことです。ステマ(ステルスマーティング)という、一般投稿に混じって広告を打つことも流行っていたりします。悪い言い方すれば、目論見ある情報が多いと言うことです。

まずは情報の取りどころをチェックする

食事が人間のパフォーマンスを変えるように、情報もまた、人間の行動を変えていきます。カップラーメンとおにぎり食べ続けると肥満になるように、偏った情報を仕入れていれば、能力の優劣に関わらず偏ってしまう。特に最近は、コロナ関連のネガティヴな情報ばかりを仕入れていると、コロナ鬱にもなりやすくなります。
栄養と同じように、情報の取りどころも考えなければ行けない時代なんですね。

公平な情報はどこに

情報をどこから仕入れて行けばよいのでしょう。国の公的な情報、だとしても全ての国で客観的な情報を出しているとは限りませんし、第一に、誰も何が正解かなんて分かないこともあったりします。

今のところ、どこからの情報が良いとは一概に言えないと思っていて、さまざまな種類の、特に異なる角度からの記事を見比べて見て、確からしい情報を出しているところをフォローしていく他、無いと思います。

デジタルアーカイブをどう構築する?

AIやブロックチェーン技術を駆使して、まずはエビデンスが整っている情報を機械学習するか、エビデンスが整っているかどうかを判断していくシステムがあると効果的だと思います。あとは、公的な場でアーカイブとして受け継がれてる書物も大いに助けになりそうです。確からしいと判断がつく情報のみを、アーカイブ化していけると良いですね。

著作権とねつ造の壁

ということがすんなり行くなら、そんな楽なことは無いのですが、一筋縄で行かない原因は著作権とねつ造の問題です。後者は、ディープラーニングで解決できる可能性はありそうですが、厄介なのは著作線です。

蓄積する分には著作権掛からないと思うのですが、アーカイブは誰かに参照してもらうことが目的なので、参照しにくいとなると存在意義を半減させてしまいます。公的なアーカイブでも、誰にどう連絡すれば著作権がクリアできるか判断できないものも多いです。著作権については、今の時代に必ず解決しなければならない問題だと思うので、このnoteでも度々取り上げて行きたいと思います。

正しい情報をら料理することも大事

個人か有志団体でアーカイブの活動を始めたとして、最終的なエビデンスになるかと言うのは分からないですね。ただ、テクノロジーが進歩して瞬時に大量のデータを取得できるようになれば、変わると思います。

ならば、今の時代に必要なのは、どのようなデザインのアーカイブにして行くかを、構想していくことです。

目的が重要だと思っていて、多くの人にアプローチするための情報にして行くのであれば、正しさと同時に、分かりやすく、見やすく、興味深く、場合によっては面白くしていくことが重要です。

テクノロジーの力を借りつつ、どう情報を料理して行くかは、今後も考えて行きたいと思います。

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