希望(Hope)について

こんばんは、ミライです。

僕たちは、今を生きている。
毎日を一日ずつ生きている。

これまでの人生を振り返った時、あなたは何を感じるだろう?
歳を重ねて老人になって、人生を振り返った時、あなたはどんは気持ちになるだろう?

楽しかった、頑張った。
そんなことを感じるだろうか。

辛かった、後悔してる。
そんな風に思うだろうか。

人生の中でも大きなターニングポイントになる引越しを控えて、僕はここ5年間のことを振り返るでもなく思い出していた。

楽しかった、割と充実した。
仕事は頑張っていた。
色々なところに旅行もしたし、少なくない人とデートもした。

人の心を少し汲み取れるようになった。
仕事のスキルが上がった。
経験を積んだ。
多分、少しだけ汚れた。

今はまだ人生の途中。平均寿命から考えると、まだ半分も生きてない。
だから、こうやって日々を繋いでいくような過ごし方でも良いのかもしれない。

だけど、いつか死が近付いて来た時、今と同じように日々を繋いでいくことで、果たして僕はこの人生を生き切ったと胸を張って言えるだろうか。

長い時間と大きな費用とそれなりのリスクを背負って、世界一周をした。
それ自体は素晴らしいものだ。
だけど、そういった点としての大きな何かがあれば充足した人生かと言えば、そうではないと思う。

それよりもむしろ、日々の生活こそが人生だと思う。


僕はコーチとしてコーチングを行なっている。まだまだ未熟だし、頻度も多くないけど。

僕が願っているのは、人々に希望を持ってもらいたいということ。
Hopeの希望を。

人々がもっと生き生きと生きて、そして世界が明るくなっていって欲しい。
それは、誰に対しても何に対してもネガティブな側面が無いし、純粋に"良い"と言える。

そこで僕の考えは立ち止まった。
僕は希望を持っているのだろうか?
そもそも、希望ってなんだろうか?

少し思いを巡らせて行き着いたのは、誰かや何かを良い方向へ変えること。また、自分に出来ることが増えることだと思った。
端的に言うと、(自分も含めて)何かを良くする力を持つこと、だと思う。

何かを良くする力を持つこと。
それが希望。

今まで出来なかったことが出来るようになる。
あるいは、もっと上手く出来るようになる。

誰かや何かを少しだけでも良い方向へ変える。
それって、その対象にとってはもちろん良いことだと思うし、影響を与えたその人自身も、自分の力を感じることが出来るし、対象からの喜びのフィードバックにも嬉しくなるはずだ。

誰かや何かを良くする。相手も自分も嬉しい。
そういう力を付けてたり、発揮していくこと。
それが希望。

さて、ここで人生の話に戻りたいと思う。

ただ日々を繋いでいくこと。それはそれで悪くない。
だけど、僕はこの人生という道を照らす灯火として、希望の光を道標に歩んでいきたいと思う。

それは、点としての何かを成し遂げることではないし、ただ日々を繋いでいくことではない。
誰かや何かや自分を良くしていく。そういった小さな繰り返しや積み重ねが、豊かな人生を作っていくことに繋がるんだと思う。

そんな人生を、僕は歩んでいきたい。

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