雑記〜人生のベクトル〜

ベッドのフレームを解体し、今夜からは新品の、だけど薄っぺらい敷布団で寝る。
ベッドはジモティーで売るのだ。

子どもを持ったらベッドよりも敷布団の方が良いと思って、ベッドは手放すことにしたんだ。

最近、岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を読んでいる。
「長いものに巻かれる」や「惰性」とは正反対の個性の持ち主で、それは僕に刺激を与える。

これからの人生を、僕はどう生きていこうか。
自分はどんな人間でありたいか、
何を成し遂げたいのか、
何を避けたいのか。
そんな抽象的なことを、ほとんど毎日のように考えてる。

そういうことを考えることはむしろ辛い。
悩むし、色々調べたりするし、不安が付きまとう。
本当は、今の楽しさだけに集中して、あとは食べるために最低限のことだけして、楽に生活がしたい。

だけど、そうして惰性で生きた人生を振り返った時、僕はそれに満足するのだろうか。
いや、しないと思うんだ。
だから、日々考える。

世界一周をした。

それは、自分の人生の中で大きなマイルストーンだ。
だけど、大切なことは、それをしようと決意し、実現に向かっていったこと。
終えた後も、その経験を大切にしているという事実。

達成すればそれで世界が変わるかと言えば、多分何も変わらない。

時に人は、何かに向かうことが、何かを達成することよりもずっと大切。
世界一周の経験は、僕の財産。そして、今の僕がそれを大切にすることで、より価値のあるものになっていく。

何に向かうか考えた時、気楽にいくならテニスでもいいし、FIREを目指すでもいい。

だけど、僕には僕だからこそ目指す姿がきっとある。
晴れた秋の空に見えるような、三等星程度の光のようなものが、僕に「気付いて欲しい」と小さく輝いてくれている。

だから、僕はそれに触れようとする。

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