日本の神様に魅了されて
神社巡りが好き、神社に行かれるという方は多いのではないかと思いますが、その神社にはどんな神様がお祀りされていて、どんなお願い事を叶えるのを得意とされていらっしゃるのか、よく知って行かれているという方は少ないのではないかなと思います。
かつての私もそうでした。
なんとなく手を合わせて、お願い事。
そんな参拝の仕方。
2〜3年ほど前、ふとしたきっかけから、神社にお祀りされている神様のことが知りたくなって、調べていたらたどり着いたのが、『古事記』でした。
色々な文献があり、わかりやすく漫画で描かれたものから、原文から記載されているものまで様々なものがあります。
私の中でのベスト3がこの3冊。
ふわこういちろう著『まんが古事記』は、とってもわかりやすく
しかも絵もかわいくて、初めて古事記に触れる方におススメです!
古事記を通じて、神様のことを知ると、意外にも私たち人間にとって身近に感じられます。
嫉妬したり、イジワルしたり、泣き喚いたり、約束破ったり…
神様なのにそんなんする!?てきなエピソードが沢山(^^;
決して完璧なんかではないそんなお姿に、人間臭さを感じて、私たち人間とおんなじじゃん。と親しみが湧いてきたのでした。
神様のことをよく知ったうえで神社に行くと、その神様が成されたことや、どんな思いでいらっしゃったのか、などと思いを馳せることができます。
様側からしては、ご自身のことをよく知らない人から、願い事だけされたりしても「は?」なわけです。笑
さきほど「人間臭い」と表現しましたが、まさに「人間同士」の付き合いと一緒なのだと私は捉えています。
あなたが神様の立場だとしたら、全然知らない、初対面の人に「ねぇ、こんな願い事があるんだけど、叶えてくれない?」なんていきなり言われるのと
「はじめまして。あなたはこんな方だとお伺いしていて、お慕いしています!私は◯◯で、こんなことをしたいのですが、お力を貸してはいただけないでしょうか?」と言われるのとでは、どちらの人を応援してあげたいと思いますか?
お賽銭に関しての考え方もそう。
小銭をぽーいと投げられた場合と、「お願い事を叶えていただくために」相応な『気持ち』をそっと渡された時、よしよし、叶える手伝いをしてやろう!と思えるのはどちらですか?
相手を思う心も、敬意払うことが大切であることも、人間同士と変わらないのですね。
私たち人間と同じなんだなぁと知ってからは、ますます神様が身近に感じるようになったのです。
古事記に話を戻しますが、登場する神様たちが、なんともまぁ個性豊かで面白い!(生まれ方も面白いし)
古事記に登場する神様たちの魅力については、また改めて書いていきたいと思います♪
ちなみに、同じ歴史書の古事記と日本書紀の違いは
古事記は国内へむけて、我が国はこうやって成り立った、ということが書かれていて、日本書紀は、外国に向けて、日本という国をアピールするためのもの、なのだそうです。
(登場する神様やそのお名前が違うこともありますし、どちらかにしか登場しない神様もおられます。)
神話のひとつひとつから、この国の成り立ちや、今を生きる私たち人間にとって大切なことを学び取る事ができます。
『神話を知らない民族は滅びる』と言われているくらい、自国の神話、成り立ちを知らずに生きていくことがどれほど寂しく、またそれが自己肯定感などにも影響を及ぼしているというくらい、重要なことだということは、あまり知られていないですね。
神話や神様を知ることによって結びつく、私たち人の在り方。
知れば知るほど面白いです。
とはいえ!歴史書というものは、その時の権力者支配者の都合のいいように捏造されたり、書き換えられたりというものも多いのだそう…
記紀に描かれていることが『真実』かどうかは誰にもわからないところですが、『事実』をして受け止めそこから何を学び取るかは、自由なのではないかなぁと思うのです。
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