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夜行バスという不思議な空間
夜行バスは不思議な空間だと思う。
寝てる間に移動して、起きたら現地なんてとっても効率のいいお話なんだけど。
実際、出発でスヤっと寝て、目的地まで起きない人ってどのくらいいるんだろう。
私は人よりもどこでも寝られるタイプだと思うけど、それでもやっぱりトイレ休憩で停車したときにはふわっと目が覚めるし、家よりも眠りが浅い。
そもそも40代になってから、なんとなく夜行バス離れしてたんだけど、ずっと3列独立シートってやつに乗ってみたいと思ってて、先日やっとチャレンジできる日が来た。
3列独立シートとはいえ私が乗ったバスの場合、個室みたいになるのは両脇の窓側の人(カーテンが付いている)だけで、私は真ん中の席だったので、人の通路にもなるし個室感はゼロだった。(そもそも席が選べたのかな)
しかも私の席はトイレに繋がる地下?への階段のカーテンの目のまえだった。
寝てるときに何度か人が通って目が覚めた。
私の席は今日の3列シートのバスの中では1、2を争う快適じゃない席だと思う。でも、マナーの悪い人も大いびきマンもいなかったし私は結構寝れたんだけど。
ただちょっと思ったのは同じ値段でこれってちょっと不公平な感じもした。
まあ、それを細かくやり始めるときりがないんだろうね。そもそも誰かがその席に座らないといけないわけだしね。
消灯してからはみんなマナーよく静かにしてた。こそこそお話する人がいなかったのは独立シートのおかげなのかもしれない。
みんな音を立てるわけでもなく朝、目的地に着くときちんと静かに降りていく。
いつ目が覚めたのかもわからないし、みんな本当に寝たのだろうかとも思う。
ほんとに不思議な空間だと思う。
新幹線や飛行機とも違う独特な夜行バスの空間。
今回の帰りは多分新幹線だけど、今度は3列シートの窓側に座ってみたいな。
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