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海運銘柄は復調するのか?今後の占う/結論、また上がるんじゃない(*´ω`)

今晩は。今日も変な時間に寝たので深夜に目がギンギンです。

年初から続いた最強業種・海運の株価上昇ですが、さすがに中間配当の権利付け・権利落ちを跨いで一服しています。ちまたでは「海運は終わった」という向きもありますが、海運三強+NSユナイテッドの状況を冷静に見てみましょう。

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海運がなぜ年初からずっと上昇しつづけたのか改めて振り返ると、中国を中心にアフターコロナを見据えた経済活動が動き始めてコンテナ船の輸送需要が跳ね上がったのと、それとリンクして運賃が想定外に高騰したことによります。これは世界的な動きであって日本だけじゃないですよ。バルチック海運指数はイギリスの取引所の取引価格ですので(*´ω`)

メカニズム的には、運賃が想定以上に跳ねる→スゲー儲かる→1株当たり純利益が跳ねる→PERが下がる→配当が跳ねる→すべてが影響して株価が上がる、みたいな循環ですね。じゃあその流れが終わったのかと言うと、表を見ても一目瞭然なんですが「No」ですね。

まずPER。三強は2倍前後。NSは少し高くて5.5倍。糞安い。三強に関してはここから株価が倍になっても尚割安。

次に業績見通し。まだ余力あるんじゃないかな。足元で中国向かいの運賃が少し下げてはいるもののまだ上がる可能性が高いですね。あとは郵船・川崎汽船・NSは業績見通しの為替換算が105円/$と安い。為替の2~4Q実績が110円/$だと((110÷105)-1)×75%=3.57%の余力になります。なお三井だけ冷静に8月の上方修正時に通期の為替換算を109円/$に修正しています。

あとは、見てわかる通り、郵船と三井は配当利回りがおかしいね。8%オーバーだからね。

じゃあ、なんでみんなが「海運大丈夫かいな」と不安に思ってるかと言うと、❶株価が急に落ちた、❷ずっと上げ続けていつかは終わる、ということだと思うんです。❶は海外に売り浴びせでも食らったんでしょうかね。市況もこんなだから気にしなくていいような気がします。❷は確かにいつかは終わるんだけど今じゃなさそうって見立てです。ただ、❷の方は、来年度もこの好業績が続くのかも関係があるんですが、会社四季報21年秋号の見立ては若干保守的な業績予測になっていますが、海運企業は結局運賃が高止まりしていれば儲かるはずなので、定期船の契約運賃やバラ荷の取引価格に対して強気に交渉して運賃を引き上げられるかなのかなと思います。そこは詳細なメカニズムがわからないので???かなー。

「三強+NSのどこがいいのよ」という問題は、「お好みでどうぞ」って感じです。一番穴がないのは郵船だと思いますが値が張るからね。FYI(^_-)-☆

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