見出し画像

2022年4月の市場見通し

さて、4月に入って1週間経ちましたので月間見通しを書きましょう。

■参考:先月の見通し

3月の振り返りと4月の見通し

日経平均の不思議な反発

3月のトピックスはなんといっても上旬の「ロシアのウクライナ侵攻による株価急落」と中~下旬の「根拠のない反発」ですね。
日経平均は26,836円で始まって、3/9に底値24,681円(▲2,155円)をつけた後、3/14から9連騰で3/23には28,000円台に乗せました。ただ、その間に戦争は終わったわけでもなく、インフレは進行してアメリカの政策金利引き上げも行われているので、株価を上げる材料はなかったんですが、リスク意識が薄れると急騰してウクライナ侵攻前の株価を楽々超えていきました。
結局、4/7の終値で3月寄り付きの株価と同じ水準まで下げて、4/8に小反発して現在27,000円を少し割ったくらい。うーん、まだ高いような気がする。3月の市場見通しにも書きましたが、株価下落の根本原因はインフレ深刻化とアメリカ政策金利利上げ&円安進行なので、この1カ月で何も解決されていません。3月は急落&反発で謎に陽線を引きましたが、4月はまぁ普通にいけば陰線を引くんでしょう。そして、月末から3月決算銘柄の本決算発表が始まるので、業績相場に移行していく感じが望ましいのかなと思います。

旧マザーズ銘柄の復興

ただ、年始から下げ続けたマザーズ指数は、3月寄り付きが734.8円、現在が792.9円なので+8%くらい高い。年初寄り付きは994.6円なので、まだ大分安いんですが、まぁ下げ止まったということなんでしょうか。売り建てしておけば儲かる確変STゾーンは終了しましたね"(-""-)"

銘柄・業種の見通し

海運

3月末配当の権利落ち後は流石に一服しています。9104商船三井が4/28にトップバッターで本決算&今期業績見通しを発表、9101郵船と9107川崎汽船がGW明けの5/9に続くんですが、これは並びは良い。商船三井が一番IRに積極的だと思いますので、トップバッターが良い業績見通しを出せば次の銘柄に弾みがつく。ただ、川崎汽船は大幅増配を期待されているはずなので、増配が不足していると反落するリスクあり。
なので、当面、乱高下するリスクがあるので、積極的には触らなくてもいいんじゃないかなと思います。触るなら商船三井一択かな。

鉄鋼

こちらも引き続き割安放置状態。海運よりも鉄鋼の方が市況を維持しやすそうだから、前期レベルの今期業績見通しを出す公算が高い🦆🦆🦆
5401日本製鉄や5411JFEHLDは、海運三強には劣るものの、かなり割安で配当利回りが高い状態なので、この機会に5411の方を現物保有しようかなと考えております(*´ω`)

銀行

こちらも割安放置業種。ただ、足元騰勢なのと、日によって上げ下げがはっきりしているので、スイング売買しやすい状況だと思います。要するに、安くなったら拾って、高くなったら売る、を繰り返せば次第に資産が増えるということでんな(*´ω`)
徐々に日銀のステルステーパリング(株価下落時でもETF購入をしない状態)が意識し始められているので、市場金利の上昇が意識されて長期で上げていく業種だと思うんですが、どの銘柄を買えばよいのかイマイチぴんとこないもので、今のところ8304あおぞら銀行と1631NF銀行T17(ETF)に絞って買っています。スイング売買するためにはもう少し幅広く銘柄を監視しないといけないので勉強が必要かなぁ。

不動産

基本好不況にかかわらず安定しているはずの業種なのと、不動産開発は案件の足が長い分、長期計画を組みたてやすい。各社の中期経営計画から先2~3年の業績を予想しやすいので、長期保有でキャピタル+インカムを狙いやすい業種ですね。
特におススメしていた2986LAHLDは自己株買い公表を契機に跳ねて目標価格近くまでいったので必要最低限の保有株だけ残して売却済み、今は3284フージャースHLDにシフトしております。

その他の気になる業種・銘柄

先週金曜日、8267イオンが前期業績を大幅下方修正して本決算発表しました。今期も大きく持ち直すわけではないので、週明けどう反応するでしょうか。これは注視ですね。なぜなら、3月にウクライナ侵攻の影響で原油やガスが馬鹿みたく高くなって、さらにアメリカ政策金利引き上げで円安が進行したので、国内需要中心で原材料を輸入に頼る業種は業績を落とす企業が多くなると思うので、本決算で下方修正が多発する可能性があります。売り建てのチャンスと言うことですね。

■下方修正リスクがある業種や銘柄

❶ 電力・ガス(特に9536西部ガスHLD)
❷ 小売(8267イオンが代表例)
❸ 輸送関連(鉄道、運輸等)
❹ 石油精製品を製造する銘柄

ただ、❶なんかは社会インフラ企業だから、あまり業績が悪くなっても、他の業種に比べて株価に影響しない傾向はありますね。足腰が実に強い。

4月の売買ポイント

(1) 低位高配当銘柄のスイング売買による評価額向上
(2) 3月末配当銘柄で安くなりすぎている銘柄の落穂拾い
(3) 割高銘柄や下方修正リスク銘柄の売り建てチャレンジ

売買目標

(1) 3月の結果 +20万円 (目標を大きくクリア)
(2) 4月の目標 +30万円 (現時点▲12.6万円😢)

注目銘柄

7610 テイツー 増配目論見、4/14本決算発表 <買いを強く推奨>
3284 フージャースHLD 増配目論見<650円以下で買い推奨>
8139 ナガホリ 3月に急騰したが急落しそう<売り建て推奨>
1357 日経DI もう少し使い慣れたい <買い建・売り建両面>

株価トレース中(研究銘柄)

8103 明和産業 儲からなそうなので監視&研究終了
6620 宮越HLD 800円前半なら買い判断、現在859円
3083 シーズメン またまた動意づいてストップ高、うまく乗れない💦

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?