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フリーメイソン(イルミナティ)と音楽

『フリーメイソン』や『イルミナティ』という言葉は、皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。

しかし、『両者の違いは何か』と問われると、記事を書いている私も返答に窮してしまいます。

そんな中、RAPTブログを検索していると、下の記事を見つけました。

「悪魔」と「悪霊」の違いについて。「イルミナティ」と「フリーメーソン」の違いについて。(2)
https://rapt-neo.com/?p=16192

上記リンク先には、イルミナティについて以下のように書かれてありました。
(引用ここから)
悪魔(ルシファー)を崇む者たちの宗教組織。世界中の悪魔崇拝者たちを使って、この世界の文学・教育・美術・科学・財政・産業などすべての分野の破壊工作を行ってきた。』
(引用ここまで)

同様に、フリーメイソンについては以下のように書かれてありました。
(引用ここから)
『「フリーメーソン」について分かりやすく一言で言うなら、外国版「創価学会」というところでしょうか。「イルミナティ」の要員たちが、宗教という隠れ蓑を使ってこの世の破壊工作を行うわけです。』
(引用ここまで)

フリーメイソンは、イルミナティが裏で破壊工作を行うための隠れ蓑だそうです。
さらに、リンク先にはイルミナティの代表格である『ロスチャイルド』が提唱した『25か条の世界革命行動計画』の第16条も掲載されてありました。
(引用ここから)
『16、フリーメーソンへの潜入については、自分たちの目的はその組織および秘密厳守のフリーメーソンから提供されるものはすべて利用することである。ブルー・フリーメーソン内部に自らの大東社を組織して破壊活動を実行しながら、博愛主義の名のもとで、自らの活動の真の意味を隠すことは可能である。 大東社に参入するメンバーはすべて、勧誘活動のために、 そしてゴイムの間に無神論的唯物主義を広めるために利用されなければならない。全世界を統治する我々の主権者が王座に就く日が来れば、 この同じ手が彼らの行く手を遮る可能性のあるすべてのものを払いのけることだろう。』
(引用ここまで)

転載記事に書かれている『ゴイム』とは、我々一般庶民のことです。

悪魔ルシファーを拝むイルミナティどもは、私たちが神様を信じることなく、この世のものに縋り、この世の快楽と享楽に溺れたまま寿命を終え、神様のいらっしゃる天国ではなく、サタンが巣食う地獄に行くよう、『無神論的唯物主義』を私たちの間に広めようと、あの手この手を使っています。

その一環として、表向きはフリーメイソンを装いながら、裏でこの世界の文学・教育・美術・科学・財政・産業などすべての分野に対して破壊工作を行い、堕落させてきました。

そこで、今回の記事から3回に分けて、以下の3点について書きたいと思います。

1 フリーメイソンの起源と特徴
2 フリーメイソンの一員だったクラシックの音楽家、特にモーツァルト
3 現代の音楽に見られるフリーメイソン的要素

今回は、『1 フリーメイソンの起源と特徴』についての記事です。

1 フリーメイソンの起源と特徴

フリーメイソンとは、元々は中世に寺院や宮殿を建てた『メイソン(石工)』のうち、『フリー(自由)』という形容詞を与えられた人たちを指す言葉でした。

フリーには2つの説があり、ある工事から次の工事へと自由に移動できる特権を与えられていたか、『フリーストーン』と呼ばれる、高度な加工を行える良質の石材を扱うことを認められていたか、どちらかであろうと言われています。いずれにせよ、特権階級だったことに間違いはないようです。

彼らは建築現場の脇に設けられたロッジ(集会所)に集まり、入団式によって正式に加入を認められ、職業上の儀礼や秘密が伝授されていました。
しかし、16世紀末に起きた建築恐慌で、庇護と財政援助を求めた実践的フリーメイソンたちは、自分たちのロッジに工事関係者や貴族、聖職者、裕福な市民などを招き入れます。

こういった新会員の比率が大きくなりすぎたため、高度な技術をもった石工たちは組織から離れてしまいます。

18世紀初めには、フリーメイソンは高度なインテリ層によって構成された思想結社となっていきました。

彼らの思想に大きな影響を与えたのが、旧約聖書に書かれている『ソロモンの神殿建築』だとされています。

ソロモンは、『ヒラム』という青銅工芸の職人に、青銅の柱や洗盤、鋳物の「海」などを作らせました。

ソロモンは、人を遣わしてティルスからヒラムを連れて来させた。その母はナフタリ族出身でやもめであった。父はティルス人で青銅工芸の職人であった。ヒラムは知恵と洞察力と知識に満ち、青銅にかけてはどんな仕事にも通じていた。彼はソロモン王のもとに来て、ゆだねられたあらゆる仕事をした。
(列王記上 第7章 13節〜14節)

また、旧約聖書には書かれてありませんが、フリーメイソンに伝わる伝説では、ヒラムは当代随一の建築家とされていて、ソロモンから神殿建築の指揮を依頼されたことになっています。

(上記リンク先より引用)
ある時、ヒラム(ヒラム・アビフ)の技の秘密を無理矢理聞き出そうと、3人の職人(ジュベラ、ジュベロ、ジュベルム)がヒラムに迫った。ヒラムは断ったので、3人はヒラムを殺し、遺体を埋めてアカシアの葉で目印を付け、逃亡した。
(引用ここまで)

3人の職人の名前が「ベム」「ベラ」「ベロ」になっているのは、思わず笑ってしまいました。日本のアニメ「妖怪人間ベム」の、各妖怪の名前の由来はおそらくこの伝説でしょう。
ということは、脚本家か誰か、このアニメを制作した人の中にフリーメイソンに関係する人がいたのかもしれません。

図1 妖怪人間ベム

また、『フリーメイソンと大音楽家たち』という書物によると、ヒラムは大勢の職工たちを管理するため、『徒弟』『職人』『親方』の三位階を定め、それぞれに固有の合言葉やサイン、握手の仕方を定めたそうです。
この書物では、ジュベラたち3人の職人が知りたがった秘密とは、『親方』位階の合言葉だったとされています。

秘密を教えることを断ったヒラムは、最初の職人に物差しで喉を突かれます。
そこから逃れたヒラムは、別の場所で二人目の職人から直角定規で左胸を強打されます。
さらに逃れたヒラムは、三人目の職人から木槌で額を殴られ、絶命します。

亡くなったヒラムは土に埋められますが、ソロモンの依頼を受けて捜索していた九人の親方によって遺体が発見され、親方位階の特殊な握手によって蘇ったと言われています。
この『死と再生』は、フリーメイソンの『親方』位階への昇進儀式の基本を成す概念だそうです。

ネットを検索すると、フリーメイソンの握手の仕方の記事がありました。

図2 フリーメーソンの握手

また、先ほど『木槌で額を殴られ、絶命』と書きましたが、ネットを検索すると、イルミナティの一員と思われる人たちが、顔面にアザを作っている画像がたくさん出てきます。

図3 BLACK EYE CLUB

『親方』位階を得るためには、ヒラムが被った災難を追体験しなければならないそうですので、彼らは、それこそ本当に木槌で殴られたのかもしれません。

さて、フリーメイソンにはたくさんの『象徴』があります。

『直角定規』や『コンパス』は有名ですが、その他にも、以下のような様々な象徴があるようです。

『太陽』…不滅、復活を象徴。
『星空』
…悪、闇、反啓蒙主義などを象徴。
『全能の目』
…三角形の中にある目。
『市松模様』
…黒と白を交互に並べた模様は、対立する二つの原理を象徴。神殿の床に描かれる。
『三』
…身体的、精神的、知的を象徴。

また、『ピタゴラスの定理』で有名なギリシャの数学者ピタゴラスが率いたピタゴラス教団は、古代のフリーメイソンだとされています。
ピタゴラスは中近東やアジアを広く旅をして、エジプトのイシス密儀を伝授されたとも、ペルシャの預言者ゾロアスターの弟子であったとも言われています。
また、ピタゴラスは完全五度や完全八度のハーモニーをもとに、いわゆる『ピタゴラス音階』を考案しています。
そのためか、フリーメイソンと音楽の関連はとても深いものがあります。

音楽に現れるフリーメイソンの象徴には、以下のようなものがあります。
『♭や#が3つ付く調性』…フリーメイソンの大切な『三』を象徴。
『三拍子』…同上。
『手拍子のリズム型』…徒弟は「タ・ター・ター(短・長・長)」、親方は「タ・ター・ター、タ・ター・ター、タ・ター・ター」と決まっている。

この話はまだまだ続きます。次回以降もお楽しみに。

参考文献:
『フリーメイソンと大音楽家たち』 吉田 進 著

画像引用元:

見出し画像 https://web-mu.jp/spiritual/18269/

図1 https://www.dreamnews.jp/press/0000248570/

図2 http://blog.livedoor.jp/benrigazou/archives/6575331.html

図3 https://reflect-sky.com/the-black-eye-club/



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