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中国の異変

中国では、習近平主席による事実上の独裁状態が11年以上も続いています。

図1 習近平

しかし近年、その独裁状態に異変が起きているようなのです。

今回は、今まさに異変が起きているかもしれない中国の情勢について、以下の2点を書きたいと思います。

1 習近平主席に対する造反と、それに反対する勢力
2 習近平に関する噂

1 習近平主席に対する造反と、それに反対する勢力
その異変が明らかになったのは、今年の7月18日に閉幕した「中国共産党第二十期中央委員会第三回全体会議(三中全会)」終了後、7月19日に行われた「三中全会の精神を学ぶ会議」での、中国政府No.2の李強首相の発言です。

図2 李強

中国では、中央で会議が行われた場合、その内容を学ぶ会議が必ず開催されるそうです。

通常、この学ぶ会議では必ず「習主席の指導的地位の確立と習近平思想の指導理念としての確立(2つの確立)」について言及し、習近平主席へ賛辞を捧げ、忠誠心を表明するようになっているそうです。

しかし、李強首相は、会議の中で2つの確立について一言も言及せず、それどころか習近平主席に対する賛美もしなかったというのです。

この会議の様子は人民日報で公開されましたので、李強首相は習近平主席に対する造反を「公然と」行ったことになります。

また、このような造反を行ったのは李強首相だけではありませんでした。

7月27日、中国人民解放軍は、機関紙「解放軍報」において、「党内政治生活の低俗化は戒めるべき」との論評を掲載しました。

その中に、下記のような一文が掲載されていました。

「いま、個別なところでは党内政治生活が正常さを失い、個人は党組織の上に凌駕し、家長制的なやり方で、鶴の一声で物事を決めるようなことが起きている」。

ここに書かれている、党組織の上に凌駕している「個人」が、習近平主席のことを指しているのは明らかです。その習近平主席が「鶴の一声で物事を決める」ことを非難しているのです。

中国人民解放軍の総指揮官は、習近平主席です。

ここでも、習近平主席に対する軍ぐるみの造反が起きているのかもしれません。

では、習近平主席サイドは、造反の動きを黙って見ていたのでしょうか。

いえ、当然のことですが、李強首相の権力を奪うような活動を起こしていました。

7月22日、同じく人民日報に、三中全会で採択された「さらなる改革深化に関する中共中央の決定」の制作過程に対する習近平主席の説明報告の全文が掲載されました。

その中で習近平主席は、昨年11月の中央政治局会議で「さらなる改革深化に関する中共中央の決定」の草案づくりなどを行う制作組(制作チーム)を設置し、習近平主席が「組長」を務め、「副組長」として、「蔡奇・王滬寧・丁薛祥」の3名が務めていたと説明していました。

つまり、本来ならここに当然名を連ねるべき李強首相を排除しているのです。

しかし、李強首相サイドも一歩も引きません。

7月30日に開催された「中央政治局会議」で、習近平主席は「当面の経済情勢と下半期の経済工作」に対して「重要指示」を行いました。

今回も慣例に従い、翌7月31日に、李強首相が主催した学ぶ会議が行われましたが、李強首相は会議の中で、習近平主席から出された「重要指示」を全く取り上げなかったそうです。

加えて、さらに翌8月1日、李強首相は湖南省彬州市を訪れ、大変な水害を受けた被災区の現場を視察し、災害対策にさまざまな指示を行いました。

習近平主席は就任以来、災害直後の現場に足を運んだことは一度もないそうです。
行くにしても、復旧などに一応の目処がたった時点で現場に行き、いわゆる「勝利宣言」を行う程度でした。

しかし、李強首相の前任者、李克強前首相は頻繁に災害現場を訪れていました。そのことが習近平主席への「当てつけ」と見做されたのか、李克強前首相は一昨年秋の党大会で引退に追い込まれ、昨年の秋には不審の急死を遂げました。

図3 李克強

李強首相は、元々習近平主席の側近でしたので、自分が被災地を訪問すれば李克強のような運命を辿ると考えたのか、彼は就任以来、被災地を訪れることはほとんどありませんでした。

それが今回、堂々と被災地を視察していますので、習近平主席に対する痛烈な当てつけを行っていると解釈できると思います。

また、8月4日の人民日報で、李強首相がトップを務める国務院は、「学習支援産業の発展促進とそれに対する需要の喚起」という指示を出しました。

学習支援産業、つまり学習塾は、受験大国である中国で大変繁栄していました。

ところが3年前、習近平主席は学習塾の非営利化を指示しました。

それによって、1000万人以上の塾教員が職を失ったと言われています。

今回の李強首相の指示は、習近平主席が出した指示を覆すものです。

李強首相はいよいよ「反・習近平」の立場を鮮明にしてきたようです。

一方、反対派にもまた動きがありました。

同じく8月4日の人民日報は、一面で、前述の「制作チーム副組長」の一人である「蔡奇」が、党中央の避暑地である北戴河で休養中の科学者・専門家を慰問してスピーチを行ったという記事を載せていました。

図4 蔡奇

この記事で、蔡奇は「習近平主席の委託を受け、党中央、国務院を代表して慰問・スピーチを行った」そうですが、国務院の代表は、首相である李強です。蔡奇は、国務院では何の職にも就いていません。李強首相から権力を剥奪しようとしているように見えます。

2 習近平に関する噂

ここに来て、突然降ってわいたように「反・習近平」の動きが出ていますが、実は習近平は「脳梗塞」で倒れたという話が出ています。

図5 ロシアの報道

また、中国では7月20日ごろから、北京市に至る道路が中国軍によって全て封鎖されたという情報があります。

さらに、中国人民解放軍のレセプションに習近平主席が出席していないという話もあり、脳梗塞どころか、すでに死亡しているのではないかという話も出ています。

私がここで思い出すのは、秦始皇帝です。

秦始皇帝は死後、その事実が隠され、宦官であった趙高が政治の実権を握りました。
趙高は悪政を行い、気骨ある人物を次々と排除し、自らの権力を増大することに専念しました。
その結果、各地で反乱が起こり、秦は滅んでしまいました。

今の中国を見ると、習近平主席を秦始皇帝に準えるなら、宦官の趙高は蔡奇でしょうか。
前述のとおり、蔡奇は「習近平主席の委託を受け、党中央、国務院を代表して慰問・スピーチを行った」そうですが、習近平主席が脳梗塞になっているのなら、蔡奇にスピーチの委託などできるはずがありません。
習近平主席の権力を利用して、自らの発言力を増そうとしている感じがします。

しかし、このように悪人どもがいくら悪あがきをしても、絶対にうまく行きません。

大バビロンである中国共産党は、滅びることが決定しているからです。

RAPT有料記事655(2022年5月30日)今や大バビロンである中国共産党が全世界を乗っ取ってしまったが、全ては主の御心通りだ。あとは中国共産党さえ滅ぼしてしまえば、全てのイルミナティが滅び去るからだ。
https://rapt-neo.com/?p=56794

実際、この御言葉が宣布されて以降、不動産業の頓挫や若者の失業率上昇、自然災害の多発など、中国に対する裁きが次々と行われています。

大バビロンについて、聖書には以下のように書かれてあります。

天使は力強い声で叫んだ。
「倒れた、大バビロンが倒れた。
そして、そこは悪例どもの住みか、
あらゆる汚れた霊の巣窟、
あらゆる汚れた鳥の巣窟、
あらゆる汚れた忌まわしい獣の巣窟となった。
すべての国の民は、
怒りを招く彼女のみだらな行いのぶどう酒を飲み、
地上の王たちは、彼女とみだらなことをし、
地上の商人たちは、
彼女の豪勢なぜいたくによって富を築いたからである。」
(ヨハネの黙示録 第18章 2節〜3節)

また、聖書にはこうも書かれてあります。

わたしはまた、天から別の声がこう言うのを聞いた。
「わたしの民よ、彼女から離れ去れ。
その罪に加わったり、
その災いに巻き込まれたりしないようにせよ。
彼女の罪は積み重なって天にまで届き、
神はその不義を覚えておられるからである。
彼女がしたとおりに、
彼女に仕返しせよ、
彼女の仕業に応じ、倍にして返せ。
彼女が注いだ杯に、
その倍も注いでやれ。
彼女がおごり高ぶって、ぜいたくに暮らしていたのと、
同じだけの苦しみと悲しみを、
彼女に与えよ。
彼女は心の中でこう言っているからである。
『わたしは、女王の座に着いており、
やもめなどではない。
決して悲しい目に遭いはしない。』
それゆえ、一日のうちに、さまざまの災いが、
死と悲しみと飢えとが彼女を襲う。
また、彼女は火で焼かれる。
彼女を裁く神は、
力ある主だからである。」
(ヨハネの黙示録 第18章 4節〜8節)

大バビロンである中国は、自分たちが滅び去るときに、私たちを一人でも多く巻き添えにして、一緒に地獄に引き摺り込もうと、虎視眈々と狙っています。

だからこそ神様は、聖書で「わたしの民よ、彼女から離れ去れ。その罪に加わったり、その災いに巻き込まれたりしないようにせよ。」と、注意を促しているのだと思います。

ここで、「離れ去れ」とは、物理的・肉的なことだけを言っているのではありません。

もちろん、物理的・肉的に中国から離れることも大切です。
今、不用意に中国に旅行に行くと、「反スパイ法」などにより、不当に拘束される恐れがあります。

それに加えて、中国は霊的にも、私たちから神様を遠ざけようと、ありとあらゆる手を使っています。

前回の記事で、パリオリンピックが反キリスト教の考えに満ち溢れていたと書きましたが、フランスのマクロン大統領は今年の4月に中国を訪問し、習近平主席は5月にフランスを訪問しています。

もしかすると、訪問の場でオリンピック開会式の内容などについて意見交換が成され、あのように反キリスト教的な開会式になったのかもしれません。

私たちは中国の滅びに巻き込まれないよう、肉的にも霊的にも自らを清め、神様の存在を信じ、神様を愛する生き方をしなければいけません。
そこに、あなたが生きる道があります。

RAPT有料記事188(2017年7月10日)心の清い者は聖霊の宿る体となり、罪ある者はサタンの宿る体となる。
https://rapt-neo.com/?p=44288

どうか、一人でも多くの人が神様の裁きに巻き込まれることなく、この艱難苦難の時代を乗り越え、悪魔が全て滅んだ地上天国で豊かな生を生きられるようになりますことを、心からお祈りいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


画像引用元:

見出し画像 https://rapt-plusalpha.com/107053/

図1 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/習近平

図2 https://ja.wikipedia.org/wiki/李強_%28政治家%29

図3 https://rapt-plusalpha.com/87234/

図4 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/蔡奇

図5 https://x.com/nijininaritai72/status/1813865108290080915

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