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音声媒体がおもしろい

最近、stand.fmにハマっている。きっかけは友人と一緒にチャンネルを作るためのリサーチからだった。

視覚を休めて聴覚を活用する心地良さ

2020年、仮住まいとして大阪に引っ越した。その当時はすぐにスペイン留学の予定にしていたので、自分のテレビは友人たちと住んでいたシェアハウスに提供してきた。そこから私のテレビ無し生活がスタートした。

出勤前の朝、時報代わりにテレビを付けることが長年の日課だった。思い起こせば、子どもの頃からそうだった。めざましテレビの「6じ55ふん!」という声や、毎日の占いは、私の記憶にしっかりと染み付いている。

テレビ無し生活スタートしてすぐに「時間が知りたい」と思った。家には時計もなかったから。そこで朝にRadikoでラジオを聴く習慣がスタートした。

始めてみると、なんとも心地が良かった。必要な情報だけ耳に入る、でも興味のない情報は耳に入ってこない。テレビと違って、ニュースは事実のみを伝えてくれるので、ご機嫌取りのような不快なコメンテーターのリアクションを見る必要がない。

すっかり朝のラジオが習慣化してしまった。

運転中にオーディオブックという選択肢

2021年、田舎暮らしを始めたら、片道30分のクルマ移動が当たり前になった。電車移動ならスマホでnoteを書く、Google検索、ゲーム、副業でお金を稼ぐことだってできる。でも運転中はできない。それが、もどかしかった。

ある日、友人にオーディオブックの存在を教えてもらい、登録した。聴き放題プランにしたので、多い時は1か月10冊くらい聞くこともある。

ラジオ同様、オーディオブックも興味のある・無い内容にハッキリ分かれるのが面白い。相変わらず興味のない情報はまったく耳に入ってこない。

聴き放題プランの良いところは、聴き始めて興味が湧かない(耳に入らない)本はすぐに聴くのをやめられるところ。興味が出なかった本も、数カ月後にのめり込むように聞き入る、そんな本だってある。

何気なくダウンロードした本に大きな刺激を受けることだってある。そんな本との偶然の出会いがたのしい。

音声配信は動画よりも圧倒的にハードルが低い

ここ最近「インタビューをしたい」と思うようになった。魅力的な人や物を、インタビューを通して引き出したい、と思ったから。

その手段として、YouTubeを考えてみた。でも、インタビューされる人が顔出しすることを許可してくれるだろうか?と思った。そして何より、私自身が顔出しをしたくなかった

ある時、stand.fm の存在を知る。どうやら、気軽にラジオのように配信ができる媒体らしい、と。「音声配信」と検索すると、たくさんの媒体が現れる。何がなんだかサッパリ分からない状態の時、センスの良い友人が ユーザーと知り、配信先はstand.fmに決めた。

初めのインタビュー先として、Aちゃんという友人が思い浮かんだ。Aちゃんにアウトプットすると「一緒にやりたい!」と言ってくれた。私一人でやるつもりだったので、予定外の提案だった。でも、2人でアイデアを出し合ったり、形を生み出す作業がとても楽しくて、結果的に良かった。

しかし、2人ともstand.fmは未経験。物は試し、と私の個人アカウントを作成、数回投稿してみることにした。初回は緊張したけど、3回目にはすっかり慣れた。カラオケアプリで歌を歌う時のような、気持ち良ささえ感じるようになった。

アウトプットは文章か音声か

stand.fmで20回ほど投稿してみて、今じゃアウトプットの場所として確立しつつある。

年明けから数か月は、農業仕事での体力消耗が激しかった。新たな現場で気づきが多く、アウトプットのためにnoteに書きたかったけれど、集中力が生まれなかった。ライティング講座の課題にも早く取り組みたかったが、Wordを開くことすらしんどい、と思うほどだった。

文章を書くのに体力が不可欠である、ということを改めて実感した。

疲労を感じていたある日、ボイスメモ代わりにstand.fmを活用したらどうか?と思うようになる。これが思いのほか良くて、私のアウトプット欲を満たしてくれた。文章と違って、10分程度の短時間で済み、体力がほとんどいらないのが良い。


すっかり音声配信が面白くなってきたけれど。文章は文章の良さがある。それは「読み返せる」ということだ。私は何度も自分の文章に救われてきた。その当時の感情や決意を思い出したり、忘れかけていたステキな思い出をよみがえらせることができるから。

だから今、音声配信している内容は、いずれ文字起こしをしてnoteに投稿していきたいと思っている。時間はかかると思うけど。

アウトプットの形はいくつもあっていい

noteもstand.fmも、SNSだって。私にとってはすべてアウトプットのためのツール。自分のためにしていること。

「誰かに見られているかも、聴かれているかも」という意識の中で、丁寧に言葉選びをする作業が好きだ。もちろん、いいね!やコメントに飛び上がるほど嬉しい瞬間だってたくさんあるけれど。

「私のアウトプット先は〇〇で無くてはならない!」と決めつける必要なんてない。オンライン以外にも、何気なく近所の人に話したことで、大きな気づきに繋がることだってある。

自分が、その瞬間瞬間で心地いいと思えるものを、一つずつ選び取っていきたいな。



【個人のstand.fmチャンネル】


【友人とのstand.fmチャンネル】


読んでくださり、本当にありがとうございます^ ^