今、わたしに試されているのはポジティブへの変換とユーモアを生み出す力
2週間ほど前、看護学校の同級生からひさしぶりにLINEが来た。
「元気?コロナ大丈夫?」
その短文で、あれ?この子大丈夫かな??と思った。
彼女は、とても素直で影響されやすい子だったから。
わたしの予想どおり、そのあとのLINEは
◎海外在住の友人の文章(海外の現状、日本への非難や危惧)のコピペ
◎大病院で働いている知人からの訴え(現状と住民への訴え)のスクショ
だった。
確かに、その内容は緊迫した現状を訴えていたり、注意喚起をするものではあった。
けどわたしは内容よりも、この情報に友人が振り回されていたり、不安に駆られているのではないか、と心配になった。
実際、そのあとの文章は、情緒不安定になっている、という内容だった。
彼女に対し、変に同情したり、励ますのも何か違うな、と思い
「わたしは、自分ができることを粛々とやるよ。今から終末期の利用者さんに吸引器届けに訪問してくる!」
と返信。
そして、我慢強い彼女に、私や、周りの友人たちにいつでも連絡していいんだよ、と伝えて、一旦連絡を終えた。
たしかに、同じ医療者や知人…と思うと、同情したり、寄り添いたくなる気持ちもある。
だけど、今のわたしにはそんな余裕はなく。
目の前の利用者さんたちが、いかに混乱せずに、体調を崩さずに過ごせるか。
そして、わたし自身が感染源にならないように…
と、日々考えながら、仕事をするので精一杯。
そして、自分自身が元気でいること。それだけに集中している。
ここ1ヶ月ほどは、ニュースを見て鬱々としている利用者さんたちも居るけれど。
「こればっかりは、しゃーないですしね。美味しいものを食べて、よく寝て。よく笑ってみんなで元気に過ごしていきましょう!」
と言い続けて仕事をしている。
ワイドショーの内容ひとつひとつに影響されて不安な表情を浮かべている人には、好きなアーティストのDVDや、時代劇やサスペンスなどのチャンネルに変えることなどを提案してみたりする。
あとは、少しでも明るい話題を見つけたり、ポジティブなフィードバックを返すようにしたり。
笑顔が引き出せるように意識している。
これは今に始まったことじゃなく、昔から大事にしていることだけど。
わたしの尊敬する居酒屋の店主さんが
「同じ飲むなら、笑って過ごしたほうがええやん。仕事の愚痴とかしても、しゃーない」
と言っていた。
看護師という仕事から離れていた時期だったけど、その考え方に共感して、わたしも訪問看護師として、少しでも笑い、笑顔を提供したい、と思うようになった。
私の周りには
「そろそろアイツがやってきたな…」
という実感とともに、日々緊張感が高まっており。
さすがに「笑って過ごそうぜ!」みたいなテンションでは無くなってきているけど。
それでも、少しでも笑顔で過ごせるようにサポートしていきたいな。
もちろん、わたし自身が笑って過ごすことを大切にしながら。
読んでくださり、本当にありがとうございます^ ^