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『白熊と光』と『駐妻記』

 表紙が可愛い、と言われるのです。

「PASSAGE」3階、吉穂堂に置いてある自作文庫本、『白熊と光』
「PASSAGE」のスタッフさんからも、「これ表紙が可愛いですよね」と言っていただけました。

タイトルをどうしよう、と思い、「シロクマ文芸部」さんと「ピリカ文庫」さんに敬意を表して、「白熊と光」にしました。

『白熊と光』あとがきより

 実は、吉穂堂に置いたその日から売れている、今のところ吉穂堂で最も売れている(!)文庫本です。笑

 「シロクマ文芸部」さんと「ピリカ文庫」さんで書いた短編と、30年ほど前から書いている短編の中からいくつかを初期短編として、一緒に所収しています。

 私の文庫本は基本的に「記念品」ですので、当初は5冊印刷し、それが売れたらおしまい、と思っていました。
 ところが、思いがけず「あれが欲しいのですが」と言ってくださる方がいたり、吉穂堂で買い求めてくれたりして、なんと販売して1か月もしないうちに売り切れという事態に。想像もしていなかったことなので、増刷をどうしようか、本当に迷いました。

 これきっと、増刷かけたとたんに売れなくて在庫残るパターン・・・

みらっちの心の声

 たいてい、そうですよね。量を増やしたとたんに売れない、とか、準備万端の時に限って準備したものが要らなくなるとか。笑

 悩みに悩みましたが、印刷屋さん(私がお世話になっているのはOneBooksさんです。ワンブックスさんは印刷に関する悩みに真剣に相談に乗ってくれるので、本当にお勧めです)に「25日にどうしても間に合わせたいのですが」と相談したところ、その3日前に間に合わせてくださいました。超高速です。どうやらワンブックスさん、23日の祝日にコミケがあるので、そこに間に合わせなければと思ってくれた様子。すみません。出店じゃなかったんです。でもとても助かりました。その節は本当にありがとうございます!

 そしてついに先日、noteやX(Twitter)でお世話になっているももまろさんがオンラインでご購入くださいました!「発売と聞いたときから欲しかったんです」と言ってくださって。私が「もう在庫無くなる~増刷どうしよう~」などとXなどでつぶやいていたので、購入を躊躇われていたのだそうです。増刷して在庫に余裕ができたとお知らせすると、とても喜んでくださって、本が到着した時には嬉しいメッセージが届きました。それを読んで、私もじわっと涙が出てきてしまいました。
 基本的に、どなたが購入してくださったということはたとえわかったとしても公表しないつもりですが、ももまろさんが快諾くださったので、こちらで改めてお礼を申し上げることにしました。
 ももまろさん、本当にありがとうございます!!

ちなみに『白熊と光』には、いくつか質問をいただいています。


Q【表紙はどうやって作ったのですか?誰かに頼んだんですか?】

A 明らかにジャケ買いの方も多く(笑)、この質問は本当によくいただきます。表紙に興味を持っていただいた方のほとんど90%くらいがこの質問をくださいましたが、これはすべてCanvaです。Canvaで、素材を組み合わせました。白熊と光は「シロクマ文芸部」と「ピリカ文庫」を表しています。波?川?はなんで?という質問もありましたが、それは「川」で、私にとってnoteの象徴です。まったくもってCanvaさまさまです。Canvaがなければ文庫化なんて夢のまた夢でした。

Q【白熊さんは「シロクマ文芸部」さんとわかるのですが「光」はなんで?】

A アイヌ語で「ピリカ」は「光」という意味だと知って、最初「シロクマピリカ」というタイトルも考えたのですが、直接的すぎてあんまりだと思って、「光」にしました。

Q【オンラインで買う時は2冊以上買えないの?】

A  『白熊と光』に限った質問ではないのですが、これは、ももまろさんがご質問くださったからわかったことです。どうやらオンライン販売では、何冊かまとめての「同梱」はできても送料は別々なんだそうです。1冊ずつ送料がかかるということ・・・知らなかったので、勉強になりました。それが「なぜ」なのかはちょっとわかりません。同梱できたら送料もまとめられそうなイメージですが、きっとたぶん理由があるのだと思います。

 いまのところ、『白熊と光』はあと3冊ほど在庫がございます。


 さて、駐妻記ちゅうつまき


 今度はこちらは、Amazonでkindle出版した本の中で、1番売れている電子書籍です。発売から10カ月ほど経ちましたが、こちらも微妙に売れ続けています。といっても、月に1冊とかですが・・・でも、すぐ忘れ去られてしまうんだろうなと思っていたので、意外で、そして嬉しいことです。
 自作文庫本にもしていて、こちらも先日、『白熊と光』とともに売り切れて、5冊増刷となりました。

 おいおい。『白熊と光』も増刷して、さらに『駐妻記』も増刷って、さらにやばいパターンだぞ・・・

みらっちの心の声

 調子に乗って増刷しても、したとたんに売れ残ることをここでも警戒したのですが、いずれ文フリではブースに置くわけなので、売れ残ってもいいか、とえいやっと増刷。

 そうしたところ、驚くべきことに、今度は初めて「PASSAGE」の「吉穂堂」のネットを見て、ご購入くださったかたがあらわれたのです!
 これは、まったくもって驚きました。
 とても嬉しかったです!
 確かに「吉穂堂」は、神田神保町という本の聖地のようなところにありますから、お客様の出入りも多く、目につきやすいという利点は確実にあり、それだけでもすごいことなのですが、オンラインでこのように見つけてくださる方がいらっしゃるなんて。とても、とても感激しました。
 本当に、ありがとうございます!!

 というわけで、今日は「吉穂堂」での売れ筋本についてのお話でした。
 ご購入くださった皆様、本当に、本当に、心から感謝申し上げます。
 願わくば、気に入っていただけますように。

 吉穂堂のページはこちらです☟
 お問い合わせはお気軽に!
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!



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