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超鈍感な私がシャーマンの弟子になって

私の師匠は、修験道のシャーマン。法力バリバリの先生だけど、私は縁あってお弟子にして頂いた。

とは言え、私は超鈍感で、小さな頃から友人が「ねぇ、此処嫌な感じしない?」とか「なんか気持ち悪いよね」などと言われても私はいつも「ぜんぜん!」と、何も感じない。

スプーン曲げのセミナーがあったけど、わたしは少しも曲がらない。

やり方を聞いて、一所懸命するけれどびくとも動かない。だいたいこんな硬いスプーン曲がるわけないじゃない、とあらためて周りを見回すと、他の皆のスプーンはグニャグニャに曲がっている。

そうだ、鈍感で凡人の私は人一倍頑張らなければ出来ないのだと、何度もセミナーに出席するのだけれども、後から来た新人さんですらスプーンを曲げて大喜び、何度も来ている人はそれこそ、いとも簡単にねじったり曲げたりとグニャグニャしている。そんな中、私のスプーンだけが原型をとどめてゆるく曲がりもしないのだ。

オーラを見るセミナーもある。写真を見て、それにオーラが有るのか無いのかを答えるのだが、全くわからない。人によってオーラが見えたり感じたりするらしいのだが、私には見えも感じも無く、当てずっぽうで言ってみて「当った!」と喜んだらこれは当て物ではないと叱られる始末だ。

つまり私は超超鈍感で、その手の能力がほぼ無いのである。

シャーマン(これからは先生と言う)が、私は憑依体質だとおっしゃって頂いたけれど、幽霊も見たことが無いし、色々なエネルギーも感じたことがない。

だけれども一度だけ、峰中修行でお山に入った時、どうにもこうにもしんどくて、進もうとしてもなかなか前に進まず、皆からは遅れに遅れてしまったことがあり、その時に先生から憑依されているねと言われ、さすがにその時は納得したことがあります。

先生は究極の憑依体質なのだそうです。人々のエネルギー、場のエネルギー、地球のエネルギーを直ぐに感じてしまうのだそうですから、私がちょっと憑依されただけであれほど疲れるのですから、それはもう大変疲れやすくて大変なのだと思いました。まぁ、それだけにとても体を鍛えていらっしゃる様ですね。

とは言え、やっぱり重篤な方をお加持された時は、その後マイナスなエネルギーを受けて立ち上がれないほどお体がガタガタになられるそうで、できるだけそのマイナスエネルギーを受けないように、いろいろと工夫されています。

そのひとつが故関英男教授が開発された「グラビトニクス」と言う技術で、超鈍感な私でも使えて恩恵余りあるのだから嬉しい限りです。

そのお話はまたおいおい。

そんな超鈍感で能力のない私が、シャーマンの弟子になって、色々なことを学びました。生活の中でそれを生かして人生を生き抜く術、考え方、その他諸々お話できたらなと思います。


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