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絶対ないわ!に気をつけろ

自分には向いてないから…と人はよく言うが
やると思ってなかった縫い物を
一目惚れしてはじめてしまって16年目になる。


ひょんなことから家の近くで李京玉先生がアトリエを構えた年にポジャギに初めて出逢った。
初めて見るそれは風に揺れて美しく、

縫い物だけは自分には関係ないと思っていたのに
人生って不思議。その日のうちに入門してしもたがな

私は先生のアトリエ一期生になり、神戸三ノ宮にアトリエが移転した今でも月に一度通っている。

色使いがとても優しくて夢中になった。
母はいまだに「あなたが縫い物してる姿が想像できない」と言う。
それくらいしてこなかった。
手芸をやってもどうにもブサイク、
2つ上の姉は驚異的に器用だったので避けていたのもあるかもしれない。

3年ほど前、ポジャギメンバーで編み物名人のお姉さんに靴下編みを教えてもらおう…ということになったが、

私はかつて恋人だった夫に手袋を編んだが
中指だけを段数を間違えてめっちゃ長くしてしまい
プレゼントしたがやんわり「次から俺、手編み要らないから」と断られた暗い過去があるので「私はパス!」と断っていた。

しかし、みんなが「途中でやめてもいいからやってみようよ〜!」とあんまり熱心に誘ってくれるのでアトリエのお姉さんにご指導してもらったら、意外にも私が一番ハマってしまった。

今もソックニットの毛糸をコレクションしてしまって一生毛糸買わなくていいくらい持っている。

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メンバーのなかで1番ハマってしまった。

絶対ないわ!はアテにならない。

実は最近もうひとつ開眼してしまったものがある。

ミシンである。


マスクを量産しているうちに「もっとパワーがあればなぁ…」などと思うことだらけ。厚物の場所に差し掛かると唸りながら針が止まる家庭用ミシン。


実は15年ほど放置されていたブラザーのミシン
女子が必ず通る手芸の道を踏んでこなかった私は
どうにもミシンが苦手であった。

しかし、現在はすごいね。
YouTube先生のおかげでいろんなタイプのマスク
縫いまくったら案外縫代を割って縫い付けたり、
ギリギリの縁を縫いつけたり「え?できんの?」と
自分の技術に驚きしかなかった。

自分の守らなあかん人に100枚以上縫ってるうちに
より高度なことがやりたくなってきて

挙句、DMで販売してください…とまで言われる始末


売る余裕もないし布の入手に「戦時中」を感じるほどに苦労していたので販売はしなかった。
全部、私の大切な人たちに無料で配った。

48歳で乳がんと子宮頸がんの手術して、
49歳後半はコロナ渦、人生とはままならぬ旅よ。


…明日50歳になる。

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テッテレー!50歳記念に
パワーが違う職業用ミシンを買ってしまった!

パワーと針目が家庭用とは異なる。

厚物だって縫える。
以前から生地にこだわりなく我が家のような洋風建て売り住宅に合うポジャギを作ってみたかった。
気軽に作ってカーテンのように使う。

手縫いではなかなか難しい。
今は作品展のための手縫いの制作に没頭しないといけない時なのでそっちにエネルギーを注いでいるが
時間ができたらこれでミシンポジャギを制作するのが楽しみだ。

創意工夫とどうすればもっと上手くやれるかを
考えるのが好きな性分のおかげで人生がおもしろいことになっている。

また新たに思い直し

絶対ないわ…はないんやで!

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後日談…手に入れたら使ってみたいのが当たり前。
しばらく手縫いの作品作るはずが1日で1枚縫ってしまった。

職業用ミシンのパワーとポテンシャルは凄いのよ。

ちなみに私の所属するポジャギのアトリエはこちら
ご興味ある方は覗いてみてください。


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