仕事をすること その意義を見出そう
今の時代、転職も当たり前、起業も簡単にできる。そして就職も選択肢がいろいろある。ただやってみて、ちょっと違うという違和感が起こります。
そんな時、いつ辞めようか。
そんな気持ちで仕事に向かうのは、到底明るい気持ちにはなれないものです。この違和感はどこからくるのか。
思い描く未来は、どういう時代でしょうか?
将来の不安ばかりが報道される毎日。インフレ傾向、給料は上がらない、年金も当てにできない、そして増税に関する政府見解、どこを切り取ってもいい話はないですね。
それでも、「仕事」をしなければ生きていけない。
人が生活するには先ずはお金は必要。そしてそれを稼がなくてはなりません。ではどんな仕事がいいのか。
どんな企業にも、庶務系業務、経理系業務、営業系業務があります。そして企画系業務です。経済活動に必要な業務は基本これしかありません。
そして大企業になれば、それぞれに細分化され「課」「係」となり、細かな業務になっていきます。
人にはそれぞれやりたい業務がありますが、得意な業務そして自分に合った業務とやってみてわかることもあります。「仕事」は奥が深いものだと思うのは会社は人で構成されているので、人が「可能性」への大事な構成要素になっているからです。
優れたリーダーがいても、それを支える人がいなければその能力を発揮できません。あるいは、細かな会計処理を担当する人材がいなければお金の管理ができなくなる。誰にでも得意な分野というものがあるものです。
根底にあるのは、「誰かに喜んでもらう」ことです。
教員であれば、生徒に「ありがとう」といわれれば教員冥利に尽きます。
営業も技術職もみな誰かがありがとうと言ってもらえると、苦労の甲斐があったかなと思える。
企画部門であれば、「売れる」ことが大事だけれど売れるためには最低限購入した人が喜ぶかどうか。例えばゲームを作るのであれば多くの人が面白いと思ってもらえなければ売れないのです。
結果が見えないというのが細分化した組織にあります。
また、自分の功績が給料に反映しないというのも多く聞きます。
公務員の場合、功績=給料になることはほぼないに等しい。せいぜい、昇給とかボーナスのとき数%上がる程度。だから、普通でいいということになる。でも、やりがいはなくなる。
やりがいって自分がアクションを起こしたとき喜んでもらえたら「やってよかった」と思えるものです。イコールこれでいいんだなって納得できる。
そしてそれが報酬につながることで充実する。この図式が成り立っていないから、迷いが生じる。ましてアクションすら起こせない企業であれば、働く魅力などなくなって当然なんです。
ただ、多く起業で働く人たちと話してわかることですが、「地を這うような仕事です」とこぼす方も少なくない。これが有名企業であっても「決してキラキラじゃないですよ」と言います。
でも、辞めずに続ける理由は?
「納得」するためでしょう。起業家であれば、やり切ったという気持ちがあれば次へと動きます。
与えられた課題を解決できれば、納得できることにつながります。それができるために必要なことを考えてみる。
自分の適性を見極めるためには、まずはやってみるというアクションが大事です。
料理人であれば「おいしい」と言ってもらえること、農家であれば、「いいものを作ってくれてありがとう」、医療関係者であれば「救ってくれてありがとう」どんな仕事も相手がいます。一人だけで行う仕事はありません。
経済活動の一環だからです。
でもだからこそ、「ありがとう」と言ってもらえるように仕事をする。
これが仕事のポリシーです。
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