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離れたくないというあなたの言葉にはそれなりの真実が含まれていると思うし、離れたくないと叫ぶわたしの心が嘘を吐いているとは思わない。けれど、わたしは敢えてその悲鳴を無視してこの街を出る。不穏な悲鳴を、これ以上愛されないために。 *** Episode 9. February 2019 ver.2 結果的に離れざるを得ない選択をしたのはわたしだったし、決めたことを翻すつもりもなかったから、揺らいでいるあなたの前で揺らがないように、たぶん随分気を張っていた。苦し紛れでしかな