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CardWirth シナリオ感想29_伊礼

伊礼さん

寝る前サクッとカードワースvol.8の「ヒバリ村の救出劇」、vol.10の「トトリスからリューンまで」の制作者。
初めの頃は伊礼さんは探索が面白いシナリオの制作者だという認識だった。公開されているシナリオを全部遊んだ後は、答えるのが難しい選択肢を問いかけて来る制作者という認識に変わった。PCにどの選択肢を選ばせるか、選ぶ基準を何に置くかを、とても悩む。

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獲得できる技能とアイテムがとても多く、存分に使いたい!と伊礼さんシナリオ技能とアイテム中心に対象レベルで伊礼さんのシナリオ(NEXT専用を除く)をもう一度遊んだ。→冒険者のお小遣帳



209、パンプキン王の救済(NEXT専用)

つまりカボチャなのか。このマップ表示は探索が楽しい!ぐるぐるアメを選ぶ親父は可愛げがあるな。しかも1人1個用意してくれているとは。甲羅割りと恐怖とハチミツ滑りを獲得。ドリンを食べるのは抵抗があるんだが…。ハロウィンにまた遊びたいな。

2024/2/14

宵越しの金は持たない冒険者は刹那的に感じる。自分の頭をかち割るドリンとのやり取りが衝撃的過ぎて、ゴブリンがリューン全域からお菓子を奪うという非常識な設定にも驚かなくなる。
MAPが分かり易くて探索が楽しいシナリオ。ゴブリンシャーマンの話は最後まで聞くと少し可哀相な気がして見逃してしまった。


210、血飲み子の村(NEXT専用)

とりあえず村人は無視して森に直行。城の探索が楽しい!金のインゴットを見てテンションが上がる仲間達に冷静に突っ込む盗賊役が好き。可哀想だけど2人とも退治した。 見逃す方はアリアナが村に帰ったとしても複雑だろうな。一緒に暮らすのは難しそうだし。

2/16

雰囲気がある白黒のMAPが大好き。灰を見せると結果的に200SPで追い出されてしまうので、依頼は続行する方が楽しめる。
討伐する、アリアナは生かす、討伐しないというENDがある。アリアナだけ見逃すのはナイかなと思うのは、吸血鬼の姉を抱えた依頼者が幸せになれるとは思えないから。見逃すなら、現状維持で二人とも見逃す方がマシだと思える。獲得できる聖銃は便利な道具。


211、ドラゴンのゆで卵(NEXT専用)

親父も冒険者もテンション高め。謎の爺さんに飛ばされたドラタマシティの市民に卵で拷問するなど、ギャグ要素満載で、わりとクズな冒険者を楽しめた。 プチドラゴンを飼っていいか、子どものようにお願いする親父が可愛い。砂漠の棘や流転のクロスなど色々獲得。

2/17

金で買えない物はないという価値観の冒険者達がドラコンの卵を求めて探索するシナリオ。沢山ある伊礼さんのシナリオの中でこれだけが異質。


214、迷える羊ども(NEXT専用)

階下に潜むモノみたいなマップで、より見やすい。 スケルトンを対話で成仏させられるのとか凄いぞ。トトリスからリューンまでみたいで楽しい!貰えるものは全て貰ったかな。良き羊度は5だった。

2/19

探索を存分に楽しめるシナリオ。選択肢次第で、全く戦闘をしないで進めるのも好き。NEXT専用というのが勿体ないと思ってしまう。


215、宿穴(NEXT専用)

全ての可愛いものに幸あれ!のおじさん好きだな。途中から目的が拾ったアイテムをおじさんに見せる、に変わった。反応が面白いから、つい…。究極の自己暗示、プリティオーラを獲得。しーよんは使ったし、下心を携えつつ、良き市民としてダンジョンの入口は下水道局に教えた。

2/21

おじさんに渡す可愛い物を探すシナリオ。形見の人形まで捨てるのは酷い奥さんだと思ってしまう。結婚を決断したら、蒐集物は手離す必要があるのだろう。二兎追うものは一頭も得ず…か?


216、宿穴2(NEXT専用)

宿の親父や娘さんとの会話が楽しい。古代人とか設定が伝説地図みたいで嬉しいが、地下に逃げた人々の生活を思うとゾッとする。 冷血と昏い夢、多節の指と換金情報を獲得。連れ帰ったニノニは連れ込みじゃないのか。しーよんとEキューブも使い道があったのかもしれない。

2/22

唐突に登場するこんにゃくの話、つい娘さんには生命の危機を訴えてしまう。健康的な標準体重が一番。
Gスライムが使ってくる技能が不吉。ノア計画より伝説地図の世界楽園計画(アバターを作って理想的な仮想世界で生きる)の方が、終わり方と経過に救いがある気がしてくる。
単独行動時に一人で撃退できると「冷血」の技能が貰える。大熊重工とか記載があると、カードワースの世界はまるで未来のように感じられて面白い。


217、井戸と私と

ひと月…よく発狂しなかったな。冒険者というのは心身共に一般人より逞しいんだろうか。仲間達は生命感知とかの技能を駆使して一生懸命探していたのかな。老賢者より過酷な状況ではないだろうかと思った。霞を食む…の技能が荷物袋に入っているのが何とも言えない。

2/23

古井戸に一人落ちてしまうシナリオ。救助を待つ側も救助する側も、お互いトラウマになりそうだ。
ラストの「人は簡単に死ぬが、しぶといぞ」が好き。
選ばれる冒険者の基準は生命力なのだろうか。


218、神の目の塔

重々しい始まり方。黄金魚といえば、じぇんつさんの黄金の魚か!と依頼差し置いて釣る気満々だったが、釣れなかった…。 伊礼さんのシナリオは探索がとても楽しい! 神の目は持ち帰った。女の子の鳥をどうするかの選択肢もそうだが、色々深くてどれを選ぶか真剣に悩む。

2/23

会話と選択肢と釣りを楽しむ探索シナリオ。
黄金魚や兵士との会話イベントは冒険者らしくて好き。神の目は古代文明・超古代文明の兵器に比べると、脅威ではない気がして渡してしまう。お金に限らず、物も使う側の力量が問われるのか。


219、魚の唄

ホラー系のシナリオ。襲ってくるわだつみ人の解説を見ると、より恐怖を煽られる。人の醜悪も描かれていて、冒険者たちの会話に奥の深さを感じる。 探索の楽しさは変わらず、持っていける物は全て持ち帰ってきた。魚の唄の効果が凄いぞ。

2/24

逞しい海の男が3人戻らず、戻ってきた1人は発狂して死んでいるという難破船を調査をする冒険者の精神力の強さ。仲間の中から発狂者が出る可能性もあるというのに、お構いなしなのが凄い。
宵の深酒亭という宿名は惹かれるものがある。サイラ・ペリン・ヒューゴ・ファーン・トマック・ポーの6名の冒険者。わざわざ記名しているからには、どこかで出て来てくるのだろうか。

甲板にある靴は10足、船乗りの寝床は12個。生き残っている1人と閉じ込められた1人で12人。他の船乗りは皆海に身を投げたなら、残っているわだつみ人は…乗客なのだろう。
吟遊詩人と踊り子、冒険者6人と聖北教徒の老夫婦、暗殺教団かもしれない人、商人、奴隷は既に死体。
初回に倒す敵が4人、閉じ込められていた1人(船乗り)、海の男2人を食べていた2人、鍵を開けて入る部屋で4人と船長。
乗客が12人で倒したわだつみ人が10人。数が合わない2人に何か理由がありそうで気になってしまう。冒険者のうち2人が脱出して、他のシナリオで出て来ないかなと期待してしまう。食われたと考える方が自然だけど…。


220、棺の街 アルビナ

クリアまでの数時間があっという間だった。登場人物が皆、味わいがあって好き。歪な善のリリアも、悪だと開き直るサザーンも。3択はそのまま剣にした。空想の鍵、啓蒙、火雨、黄昏、祝祭に加え、アイテムも盛り沢山だし、ライラも連れ込めて感無量。

2/25

一般人の轢き逃げを目撃するところから始まる衝撃なシナリオ。棺の街アルビナまでの護衛の依頼と思いきや、序章に過ぎない大作。
リリアの目指す空想が優しい世界といえるのかすら怪しい。けれど、自分が容易に出来る事でも、他者にはできないという事実をすんなり受け入れられるのも聖女の資質か。自分が助けた悪人の手によって、多くの人々が目の前で殺された場合、リリアがどう向き合うのか、とても気になる。
アベルの誕生の話は、無知も罪という事を言いたいのか、それとも無知は罪ではないと言いたいのか迷う。
棺王サザーンからの依頼を請け負ってからが本番。ちなみに、リリアを助けないを選択し、霜の森に行くとライラと戦う事になる。報酬で1500SP貰い、もうひとつの終わりENDを回収できる。ライラを失い、盲目となってなお、リリアは死者のために祈り続けられるのだろうか?と切なくなるEND。
リリアを助けるを選択すると強制負けイベント。牢破りぐらい冒険者の盗賊なら朝飯前だと思うんだが…。
サザーンの「無垢な優しさで世界を滅ぼすといい。」というセリフが好きだし、その後のアムンガムンを交えてのやり取りも好き。
産まれることのない胎児を宿して100年生きている姫の救いは何だろうか。サザーンは罪を告白して許しを請うのではなく、最期まで棺王として朽ちて欲しい気もした。サザーン亡き後、誰がアルビナを取り仕切っているのだろうか。

後日談。アベルを捕えると残されるマリアを心配する描写が見られる。リリア一人のために世界を犠牲にしようとした冒険者なら、ここをこのままに、の選択肢の方がしっくりする気がしている。アベルは盗賊団の長にもなれるのだから、いずれ村長もできるのではないだろうか。


221、コモ遺跡

シッジの依頼内容が切ない。貰えるアイテムと技能が豊富で、虹の杖が凄い! 璃周の言い分は最もだ。冒険者は常に他人のテリトリーに勝手に上がり込んで好き勝手している。 ラストの、あとからならいくらでも最適解を言えるは、本当にそうなんだよな。色々考えさせられた。

2/26

シッジの技能で闇に隠れるを持っているのが何とも言えない。この技能でゴーレムから逃げてこられたんだなと…。
病院のようだが牢屋も拷問部屋もある実験棟で行われていたのは、人を機械にする実験なのだろうか。璃周が機械というような話ぶりだけれど、元々は人だったのだろう。人の次の進化として、機械の身体に人の記憶をもつ状態を選択したが、白亜のように記憶を保てずに失敗したという事か。全員が賛同していた訳ではなく、血族というだけで無理やり連れて来られた人が牢屋に入れられたのかもしれない。
兄と呼ばれる男の子はシッジに情を移したんじゃないかな。自分がボロボロの状態でも他者に食べ物を分け与える優しい性格の持ち主なら、最期に叫んでいたのは助けて!ではなくて、逃げろ!だったんじゃないかなと勝手に思った。指輪を渡される時の盗賊とシッジが会話が好き。


222、モノクの森

これがシゼンハカイだ!とか話し方もマップも独特。貰える技能とアイテムが満載で楽しい! チンピラの名前がレベル99とか、熊の年齢とか小ネタに笑った。 ぎょろぎょろ度は9。熊が居る場所でも釣りが出来たのは気づかなかった…残念だ。

2/27

モノクの熊は父親が人間で、45歳のベジタリアンなのに釣が趣味とか面白い設定だと思う。
お墓は荒らすと50えんと昏い夢、祈ると献身 迫害が手に入る。棺は暴くとねじりカギを盗れ、祈るとボーナスつく。花は摘むと独占欲、水をあげると愛花が手に入る。こういう二択が常にあるのは楽しい。


223、ばればね

死体を持っているという衝撃の始まり方。ご遺体の埋葬方法に悩む。食わせるとかよりは埋めて土に還してあげたいと思い、深い穴の底に埋めた。 出会った新米冒険者の目撃情報でバレそうだなと思ったけど、回復して放置。マルチエンドだったりするのか?悪手の技能が…。

2/27

冒険者達の呟きが、雑念から始まって欺瞞・鬱憤・未来・焦燥・望郷など変化していく描写が細かい。巨木は祈れば加護を、倒せば技能を獲得する。
遺体をどこに隠しても、なんなら遺体を増やしても、特に変わらないのかもしれない。


224、虫の子ら

血飲み子の村と同じマップは不気味な雰囲気があって好き。依頼通りに虫は潰して苗床は焼いた。 苗床の存在と左側に表示される絵本みたいな絵柄に恐怖が煽られる。狂い目も血みどろも血眼も怖いけど便利な技能。これだけ豊富だと伊礼さんシナリオ技能縛りの冒険ができるな。

2/28

色々ある中でもかなり好きなマップ。苗床にされた人達が気の毒でならないシナリオ。蟲の餌食になるのはゾッとする。
密書の「ヨド枢機卿から泥の魔女へ」蟲44kgを2000SPと交換。奴隷2.5体も希望。枢機卿の地位にある人物が引き起こした事件。奴隷の2.5体は2体が結婚指輪をしていた男女で、0.5が胎児。だからパパ・ママ、オカエリという敵がいたのか。結婚して子どもを授かって、希望を抱いていたであろう二人が奴隷にされて蟲の餌食になるとか、残酷な話だ。


225、紅葉ゾンビ狩り

心を豊かにする前に財布を豊かにしろと言う親父好き。赤字になる程ツケを許容する親父は宿の経営者に向いてない気が…。 吸血鬼は倒す以外に何か方法があったのかもしれない。報酬は正直に。森歌いの999ラウンドという表示のインパクト大きいな。

3/1

吸血鬼は倒す以外はなさそう。報酬は正直でも偽ってもあまり変わらないみたいだ。宿の親父のプロジェクト・オメガが何か気になる。


226、ツチノコ大捜索!

ツチノコ捜索<釣りな冒険者達。元ペットの敵は悲しいし、ごぶりんは解説見て吹いた。 獲得できる生命や深みの踊りは使ってみたい技能だ。 いにしえの毒ガスとか語彙の豊富さに感嘆する。ツチノコの正体は衝撃的だが、それより最近宿の親父が何だが怪しい。

3/2

のんびり釣りをしながらの散策を楽しめるシナリオ。蟻の巣は見守ると行動ボーナスが付くけれど、踏み荒らした時に他の冒険者からドン引きされるのも面白い。ツチノコに逃げられた時の冒険者たちのやり取りが好き。
2000匹のツチノコがどんなデータを収集してきたのか気になるし、数の割に捕獲されていないのも気になる。しかし、ラストの親父さんの「アレ」が一番気になる。


227、まじょまね

不気味な森への配達の仕事。左目を先に謎の物体に渡してしまったのが残念。敵の名前が謎めいているし、解説を読むと何だか不穏な感じがする。 お届け物を扉の前に置いてから、扉を開けて中に入るも誰もいない。依頼と好奇心のどちらを優先させるか悩むシナリオだった。

3/3

敵の名前が独特で、どんな意味があるのだろうかと考えてしまう。
父親の名前がサトゥルヌスというのも意味深。5人の子どもを呑み込む話が有名だが、何か関連があるのだろうか。
トランプが騎士や僧侶を表しているのかと思ったのだが、赤い花はアンナで、青い花はハンナ。貰える技能はどちらも「愛憎」。
途中の本とか獲得する技能とかにも意味があるのだと思うが、よく分からない。ラストの「祖母は、母は、姉は。いまだ生き、森を這っている。」も謎過ぎる。


228、モグモフの森

正方形のマップも良いし、釣りもできる!モノクの森に居た熊と同じ熊かな? 石像の問いこそが伊礼さんのシナリオらしく感じる。だからいつも悩むんだな。 貰った技能、味方全体のライフ1は使いにくい。せめて敵も…。

3/3

SINKI0024-Bを人間大好き!に改造した来訪者がどんな人なのか気になる。
石像の「ヒトの悩む顔が見たかっただけだ。正も誤も、善も悪もない。」は伊礼さんのシナリオだなという感じがする。「これからも悩み、決め、間違えたまえ」というセリフの重さが好きだ。
石像の問い、王の時は許し、医師の時は救わない、冒険者の時は殺す。
為政者ならセーフティネットから零れ落ちる民を限りなく少なくするべきだし、老いた患者は延命・完治ではなく緩和治療を選択する、冒険者は掃討すべき敵に情けはかけない、と考えてみた。まあ、これも千差万別だろう。


229、咎人の墓穴

サクサク進める墓荒しのシナリオ。墓といいながら遺体が埋葬されず放置されている不気味さ。何をして重罪人と判断された人達なのだろうか…。罪の判断を人が行う恐ろしさを感じた。 好奇心が大食いの脳を満たす、それが冒険者なのかもしれない。

3/4

墓荒らしに行こう!と思い立った冒険者たちが若干怖い。しかも実際は墓というよりは牢獄。
喜んで1000SP捨てると全能力上昇するのはトログール対策だろか。


230、枯れ地の影

横スクロールのマップ。まるで落書きのような白黒の絵柄が特徴的。 魔女の、裏切らない友達が欲しかったは意味深。裏切りによって聖職者が魔女となったかもしれないと匂わせてくるの切ない。ここでもコモ遺跡の、後からならいくらでも最適解が言えるに繋がる気がした。

3/5

虫の子らの枢機卿に蟲と奴隷を渡していた泥の魔女は、もしかして、ここの魔女なのか? 元聖職者だから枢機卿とも知り合いだったとか?
そうなると100年前に魔女を裏切ったのは聖北教会に属する人物になるのだろう。枢機卿とは考えにくいし、意外なところで墓の聖人?
冒険者達が密書を発見したから、魔女の討伐依頼が聖北教会から来たのかもしれない。


231、とんこつガーデン

不穏なシナリオが続いたので、ほのぼのする探索マップに癒やされた。倒したオークを悼んで一杯やろうという冒険者達は好ましい。ここにもモノクの森の熊が出てきた!

3/6

初めて遊ぶシナリオとしてセットされているのが、このシナリオなら良いのに…と思った。何も知らない状態で、ゴブリンの洞窟に行って全滅するのは、カードワースの楽しさを知る前だと辛い。
冒険者が帰る場所としての持ち家に憧れるのは分かるけれど、仮に所持しても維持管理できない気がした。


232、ツギハギの心で

大男が倉庫を漁りに来た時点で、その理由とこの後の選択肢を推測させられる作り方。にもかかわらず、選択する前にあの流れを持ってくるのは意地が悪い!依頼は達成して猫は連れて帰った…。 エルム司祭の護衛で、豹変する村人への耐性獲得済で良かった…。

3/7

優しいだけでは救われないという事実を突きつけるシナリオ。踏みにじられるのが嫌なら、狡猾さを身に付けなければならない。
ヨハの境遇に同情しない人がいるだろうか。見捨てると戦闘がないだけで、ヨハもイザークも救うことは出来ない。冒険者が居ると分かっていても家に火を放つ村人の醜悪さ。
連れ帰った猫がどこにも居ないのが悲しい。


233、無法の穴

チンピラは、すべて恵まれなかった人間か。それを、才はなく努力もしないと吐き捨てる冒険者は辛辣だが好き。称号が成敗!なのが良いな。 報酬は後から貰う事にしたら、荷物袋に入っていて律儀だなと思った。

3/7

234、白砂の遺跡

探索が楽しい不思議なダンジョン。至るまでの物語を想像しながら奥に進む。雪国から砂漠へ流刑に処せられた王なのだろうか? 道中、漁れる物は全て漁るのが醍醐味。聖歌は使い所に悩む技能だな。ダンジョンは巨大な宝箱という表現が好きだ。

3/10

砂漠で見つけた未知のダンジョンに挑むシナリオ。愚王が子どもように感じるのは、心が子どもの頃に戻っているからなのか。リーリは妹か妻なのか。幸せな箱庭を作っていた王からすれば、冒険者は酷い侵略者だ。


235、水中模索

探索中の冒険者達の会話が楽しい!ガーゴイルは倒して服従を獲得。貰った闇に這うの技能も良いな。正解の道に先に辿り着く事が多いので、ラストの場所が分かるのは親切。伊礼さんの探索マップは隅々まで巡りたい。

3/10

奇塊でも思ったけれど、リューンの下水道ほどの規模なら、保守用の通路が整備されていてもおかしくないと思うのだが、なぜ一部しかないのだろう。
闇に這うの技能を貰うためにアイテムを全部購入する必要があるが、報酬も同じ額貰えるので収支がマイナスにならないのは嬉しい。


236、嘘つきチエリの森

優しいタッチのマップ。冒険者の墓の話は冗談にならない気がする。謎の部屋で時が過ぎてからが謎だらけ。 めでたしめでたし、にそぐわないラストの描写はいったい何なのか?タタリを貰わない方が良かったのかも…。

3/11

釣り竿を持っていれば釣りができるのは盲点だった。
子どもが亡くなって悲しむ妻のために夫がチエリ(ボロきれ)を買い与えたら、妻が狂ったという事か?
何もないという部屋でチエリを使うと楽しそうとなるのが怖い。魔法解除は×の反応になる。チエリの正体を知る事はできないのだろうか。
チエリを途中で捨てても、タタリを貰わなくてもラストの描写が変わらなかった。


237、あんてな病院

敵の花の子は魚の唄のわだつみ人のような不気味さがあるが、絵本のようなマップがホラー感を和らげている。惨劇後の探索だからサクサク進められるけど、これが現在進行系だったら…と考えるとかなり怖い。

3/12

元凶の種子をどうするのか3択はどれを選んでも変わらなそう。
幻聴・妄想だと指摘されたエイリスとは何なのだろうか。


238、流れついたもの

始まり方が既にホラー。小さな祈りの技能も切ない。海からの救いがなければ、誰に顧みられる事もなく滅んだだろう村。飢えて神を食べるというのはSIRENの堕辰子を連想するな。Seeの技能が視界ジャックのように思えた。

3/12

飢え死にするか、異形になるかの二択しかなかった村人達が切ない。
村長の日記を読むと、異形になるのもやむを得ない気もする。冒険者に討伐を依頼したのが王なのか、それとも教会なのか。どちらにせよ、救うより滅ぼす方が容易なのが、何ともいえない。
拾った瓶の「海に、神に告白しよう。エレのあの子は私の子だ。忌まわしいと思うだろうが、愛はあったのだ。ゆえに彼女の夫を殺したのは私だ。ああ、許してくれ。D.H」はどのシナリオの話なのだろうか。エレとは?このイニシャルはどこで出て来たのか、記憶にない。小出しにされた情報を繋ぎ合わせられなくてモヤモヤしてしまう…。
影響を受けたという「インスマスを覆う影」に興味が沸いた。


239、おばけ家族

5つあるツボの探索のセリフが毎回異なるのは面白い。 ボス敵のベラドンナという名。魔女の花などの花言葉をもつことから、惨事の始まりを想像するのは楽しいが、もう少しヒントも欲しいところだ。

3/13

地主の館にいるアンデッドを一掃する依頼。
両親、兄、弟?が揃ったという事は三兄弟の次男がネクロマンサーなのだろうか。
一家が殺人鬼に殺され、唯一生き残った次男が家族を死霊としてでも甦らせるためにネクロマンサーになった? それとも家族の中の誰かが殺人鬼なのだろうか?私がやりましたの告白の技能は家族の部屋にあったのだから。
医者が居た意味は何だろうか。ター坊(弟)が産まれたばかりで母親の往診に来ていたとか。
それなら、産まれたばかりで家族から可愛がられる弟に嫉妬して次男が弟を殺害、そのまま他の家族を殺害。その後、ネクロマンサーとなって家族を甦らせたという方がしっくり来る気がする。けれど、ネクロマンサーと殺人鬼は別々の存在だからこの想像は違う。
ラストの「世は御国に近づいた」とベラドンナの花言葉、汝を呪う、男への死の贈物と何か関係しているのかも気になって仕方ない。


240、みたらしきのこ

今回のシナリオは全体的に可愛いな。みたらしの言動も好ましい。モノクの森の熊も印象的で好きだったから再登場を期待してしまった。 捕まえたはいいけど、たぬきち売るの憚られるな。テルミー4号の汎用性高過ぎて存在が怖い。

3/14

「みたらし」の名前は御手洗半兵衛。年齢は21歳。熊の平均年齢は30歳と言われているから、きっとオジサン。でも見た目は可愛い。
マップも絵本みたいで可愛いし、釣りもできるし、ほのぼのする。


241、湖畔のルイン

釣もできる探索マップ楽しい!神様だって世界の終わりまで殺し合いをしている。いわんや人間如きなら…のセリフが好き。 黒い液体をあえて飲むチャレンジ精神旺盛な冒険者にボーナスが着くのは嬉しい。確かに貧富に関わらず娯楽は必須だ。

3/15

リザードマン殲滅の依頼。探索が楽しいマップ。釣り道具を持っていたら、至る所で釣りが楽しめる。小さくても豊かでなくても、少しだけ笑い合える場所を望むリザードマンの日記を読んだ後に討伐するのは切ない。


一番好きなシナリオは「ヒバリ村の救出劇」。レベル1でもクリアできるのは感激したし、解読のキーコードを覚えた後では、レントやメイのゴブリン側の話を読んで、ゴブリンに訪れた惨劇を切なく思った。
印象が強いのは「棺の街アルビナ」と「魚の唄」。アルビナに登場するNPCは皆どこか歪な部分があって好き。あれだけの大作なのにサクッと遊べるのが不思議でならない。魚の唄は話は短いけれど、至る所に詰め込まれている不気味さが何ともいえない。
沼か下水になるかもしれないという次回作も楽しみだ。


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