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ささやかだけど、気付けて良かった日常

私の家、父の職場、実家はそれぞれが遠くない距離にある。

先日、私の帰宅時間(19時前)に合わせて父が荷物を届けるために我が家に寄ってくれた。

荷物を受け渡して、話をして、チビ太郎(息子)と戯れて・・・
・・・なかなか帰ろうとしない・・・

そして、少し経ってやっと「じゃあ帰るね!バイバーイ!」と立ち上がって手を振った時、チビ太郎がぐずった。

それを見た父は
「ほら!離れるのがこんなに寂しいんだ!かわいそうだからおうち(実家のこと)に連れて行ってあげなくちゃだ!!」
とテンションが右肩上がり。あんなに嬉しそうな父の顔をみたら無下に断ることもできなくて、そのまま実家に移動した。
実家に行くと母も大喜びで、大量のおもちゃを部屋に用意して待機していた。

孫と対峙している時の両親は、見たこともないくらいニコニコする。
私に向けてその笑顔があったかどうか、正直思い出せない。

孫は無責任に可愛がれる

とよく言うけれど、本当にそうなんだと思い知らされる。

普段、仕事から帰ってきてから子供を寝かせるまでの2時間は、いつもやることがたくさんあってイレギュラーは受け入れがたいのが正直なところだけど、たまにはこうやって実家におしかけてあげることって、親孝行なんだなぁ。

家が近いから会おうと思えばすぐに会えるんだけど、自分の生活のリズムを崩されたくないという思いから、それをあまりしてこなかった。

でもそれは、目の前にある時間の流れを見た視野の狭い話で、いままでとこれからを考えたら、そんな私の小さなエゴはどうでもよくて、両親のあの笑顔をまたすぐにでも見に行かなくちゃ、と思った日だった。

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