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シュタイナー教育③人間の身体とエーテル体

身体って、不思議だ、

どうして思うように手を動かすことができるのか、
心臓はどうして動いてるのか、
人間の体は誰が作ったのか?

考え始まれば、世界の全てが不思議なことばかり、

蜘蛛はあんなに小さく細い足でどうしてあんなに早く走れのだろう、
筋肉などあるのだろうか?
花はどうやって花びらを作るのか、
野菜達の小さな種はどこからやってきたの?

挙げ出したらキリがない。


そして最初に挙げた不思議、

人間の身体。


私たちは生まれ持った特性や個性があって、
好き嫌いなどの好み、得意不得意、性格の特徴、

生まれた後に備わるものあれば、
生まれた時からある特徴もある。

それはいつ備わるのだろう?
そしてその特性はどこから現れるのだ?


シュタイナー教員養成の授業では、
その糸口を、
少しずつ渡される。


今回は人間の身体についての糸口について書いてみようと思う。
シュタイナー博士は人間の本性は4つから成り立つと言います。

まず第一の本性は、肉体。

私たちの身体は骨や筋肉、臓器、脳、血管、など様々な要素から成り立っている。
これらは常に動いていて、だから生きている状態ですが、
そのどこかで不具合が生じると、
「病気」と呼ばれるものになる。

そして全く動かない状態、
成長も衰え(衰えも成長の一つと思われる)も無くなった状態を
「死」と言われ、
それは鉱物と同じ状態と言える。

その身体を生命あるものにしているもの、
それは人間の第二の本性、

「エーテル体」あるいは「生命体」

と呼ばれるものだそうです。

シュタイナー博士の著書にはこう書かれています、

「十九世き前半の優れた科学者たちの論文を読むと、当時は、「真の自然研究者」も、生命のある身体の中には、生命を持たぬ鉱物の中に存在していない何かがある、と考えていたことに気がつく。当時はそれを「生命力」として論じていた。」
(「神秘学概論」より)

人間の身体は日々変化していて、というか1秒も止まることなく動き続けていて、つまり心臓が動き、血が流れ、身体の中の全てが動いているからなのだけど、
それを動かしているのがエーテル体と呼ばれるもので、
それは植物と共有している。

全ての生き物が自らのエーテル体を持っているそうです。

「エーテル体が肉体の至る所に浸透しており、肉体に対して一種の建築家のような役割を演じていることを、強調しておきたい。身体の器官の形態のすべては、エーテル体の流れと動きによって維持されている。」(「神秘学概論」より)


エーテル体の動きが不調の時、
物質的な身体に不調を及ぼすのではないだろうか。

エーテル体の動きを整える事は、
身体を整えることに繋がる気がする。


シュタイナー教育の特徴の一つである

オイリュトミーと
フォルメン線描(フォームドローイング)

この二つは特にエーテル体の動きを整えたり強くしている気がします。

私たちの身体はリズムがあると気持ちよく動けることがあるかと思います。
肉体労働をする時に皆で同じ歌を歌いながらやる、というのはそいう本性から来ているのでは?

とぉ〜ちゃんのた〜めなら、え〜んやこ〜ら♪ 

など、笑。


私はオイリュトミーをすると
気持ちが穏やかになってすーっと気持ちが良くなった。

そしてフォルメン線描は、
リズムにのって描いていると、
無心になってだんだん楽しくなった。

オイリュトミーやフォルメン線描を病院などで取り入れたらどうだろう?
と最近よく思っています。

次のnoteでは第三の本性につていて書いてみます。

2011年に出会った、シュタイナー教育。 ストーンと心に落ちてきて、今も静かに光っています。子ども達やおとな達の心の灯りが輝き続けるような社会はきっと目の前にある。 様々な地で生まれた叡智と、先人達が残してくれた勇気と一緒に、歩きます!