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生け花の様な風景と日常

咲く花と私の距離が
年々少しづつ遠くなる

日々見上げるているのに
白い花が開いて
改めて気づく距離感

辛夷は空へ
見上げる私は此処に

花影に鳴く烏に
仄かな嫉妬
空にも花にも近い烏


 其方とも日々会うだろう
 それなりに
 共にこの地に暮らしたろう


根元の私を見おろして
辛夷の樹が立っている

良い花の香りだね
行って参ります

と職場にむかう朝

よろしくお願いいたします。