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ラインを超えて

病気のボーダーラインというのがあります。

「自分さえがまんすれば」
そうやって自分をあとまわしにしていると、いつか誰かを憎んでしまう。
そんなつらい、苦しい人生はない。

子どもの前で本気で夫の悪口を言うようなら、それは別れましょう。
子どもを憎悪と悲しみの中で育てないために。

抜粋 女の子が生きていくときに、
覚えておいてほしいこと 西原理恵子

断捨離中に見つけた。
この本の存在を、私はすっかり忘れていた。

数年前は、読んでは本棚の奥にしまい、読んではまた、しまい。
繰り返し読んだページがあったと思い、開いてみたらこうなっていた。
力一杯書いた筆圧や、参考書でもない本にラインを引いてあることに、我ながらギョッとする。
子どもに本を大事にと言っているくせに、この本はなぜ乱暴な折り皺がついてしまったのか。
あの頃、毎日毎日逡巡しながら、きっと差し迫った気持ちで、書き込んだのだと思う。

もしかしてあなたも
週末に、一緒にいる家族に怯えていませんか。
理不尽な目に遭っていて苦しくないですか。
子どもも、その姿を見て不安になっています。

私は断言できる。
逃げずにいたら、子どもと笑っている今は無かった。

ちなみに元夫には、ギャンブル、お酒、女性の問題は一切無し。
精神疾患だった。
支えて行くつもりだったし、こんな病気でごめん、と彼は言っていた。
でもこの本にもあるように、限度はあるのだ。


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