長風呂娘と、脳の傷、広木克之先生
実家の浴室は、古い。
予算の都合で、簡単なリフォームしかしていない。
だから、壁や床、水栓はきれいだけど、
型は昔ながらの深型だ。
娘に、たまには湯船に入ろうと言うと、面倒なのか、ぎゅっとしかめっつらになった。
その顔に笑ってしまう。
シャワーだけだと温まらないよ、と私。
娘は、古いから入りにくいと、ブツブツ。
前住んでいた借家と、そう変わらないけどな。
しかめっつは、その割に、長風呂だ。
時々しか物音がしないから、ぼんやりしているのかなあ。
入ってから、やがて1時間以上!
お風呂でぼんやりしている娘を、私は敢えて呼ばない。
夫婦の諍いを面前で見た子は、脳が傷ついているんだと、ある人に教えられた。
私達が傷つけた心。
せめて、娘が一人ぼんやりとする時間、傷が少しでも癒えることを願う。
私がnoteを書いている間に、在風呂時間は1時間半近くなった。
両親も気にし出し、
結局私が様子を見に行くと、娘は湯船でにっこり、
もう少しだけ…と言った。
湯冷めしないように、お湯を足した。
父は笑う
今日も何人も友達が来て、楽しそうだったし
お母さん(私)はやかましいけど、気にしてなくて、
たえちゃんはゆったりしていていいなあ。
焦らないタイプだ。
確かに、と笑いながら思う。
娘は、深いところで繰り返し、傷ついて来たのだと思う。
娘の傷は見えにくい。
人が好きで、毎日が楽しいなら、まずは良かった。
それは本当に大事なことだ。
娘は温泉も好き。
秋は、また二人で、銀杏の大木のある温泉に行こうかな。
渡り鳥や、星を見て、帰って来よう。
傷ついた
傷つけてしまった子どものケアについて、
知りたい。
今朝、私はこちらを購入。
前は借りて読んだのだったかな。
敬愛する広木先生。
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