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光る君へ

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本名は百人一首から名付けられたものの 恥ずかしながらまったく素養が無く 博識な皆さまの仲間入りさせていただきとう存じます。
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#母子家庭

人の親の心はやみにあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな

娘たえこ、今日は友達宅でお泊まり会。 仲良し達と半日、川遊びをしてビショビショになり、帰り掛けてから私は友達の母への用事を思い出した。 もうすぐ引越しをするので、ささやかに植えていた花を株分けする。 忙しいけれど、庭をきれいに心地良くしている人。 日曜日だから家族で出掛けているかも… 寄ってみると友達一家に迎えられて、庭先でお父さんも交えてバスケが始まり、ねえ!たえこ、泊まって行って!!と友達。 たえこは泊まりの支度などなく、しかも着替えのパンツを忘れたので、ノーパ◯の、

光る君へ、と中学生

雨の中、個人面談へ。 終わりに担任の先生が“妙子さんは光る君へ、を見てるんですね、中学入ったくらいの子にわかるかなあ”。 周りには語り合う仲間がいないので、先生に話したらしい。 確かに、毎回、見終わると妙子から求められる解説に忙しい。 私はTwitterを見て振り返る時間が減ってしまった。 結婚して、ややしばらく後のまひろ 少女らしさは消えて能面のようになる、無言の場面に驚く。 画面も、ひたひたと暗くなる。 暗転が、お能の道成寺のよう。 高校時代の友達のことを思い出す。 彼