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憂いの篩

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離婚訴訟、離婚後共同親権など。 私が見て来たことを書きます。
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#離婚訴訟

結婚にも出口戦略を

パフォーマンスは不要。 離婚しても、安心して暮らせるようにしてほしい。 児童手当、足りない。 児童扶養手当も、足りない上に、簡単に減らされる。 養育費は、支払わなくても罰則がない。 我が家は私が週五日、月半分は土曜日にも働いているが、 クーラーも買えない(住宅事情もあり)! 夏休みが長くなり、 子どもが自宅で熱中症になるのではと恐怖しかない。 必死で子どもの居場所を考える。 私の住む街には児童館もない、 図書館も遠く、子ども一人では行けない。 私は非正規で働き、夕方早い時間

ロールキャベツと、勝負セーター

だいぶ途切れながらも、断捨離をしている。 実家には今日、リサイクル業者が搬出に来た。 私も、また取り掛かる。 真っ赤なセーターは、 離婚訴訟で、家裁に出廷した時に着ていた。 口頭弁論当日。 弁護士さんはもちろん、相手も予想通りスーツ姿で、被告席に着くと何やら大量の資料に目を通していた。 私は弁護士さんと並んで原告席に座り、相手とオーダーメイドの洋服店に行ったことなどを思い出していた。 彼はまた痩せたようだ。 だけどしっかり身体に合わせて作ったスーツのせいか、他の服より悲壮感

ラインを超えて

断捨離中に見つけた。 この本の存在を、私はすっかり忘れていた。 数年前、読んでは本棚の奥にしまい、読んではまた、しまい。 繰り返し読んだページがあったと思い、開いてみたら。 力一杯線をひいた書いた筆圧や、 参考書でもない本にラインを引いてあることに、我ながらギョッとする。 子どもに本を大事にと言っているくせに、この本はなぜ乱暴な折り皺までついてしまったのか。 あの頃、毎日毎日逡巡しながら、きっと差し迫った気持ちで、書き込んだのだと思う。 もしかしてあなたも 週末に、一緒に

新しい一歩

長らく、身体が自在に動かず、頭は相当煮詰まっている。 動けないのは苦しい。 買い物、食事を用意する、洗濯、子どもの用事、これだけをなんとかやっている。 ぼろぼろだ。 児相の担当者が掛けてくれた言葉を思い出す。 “勇気を持って別居して、離婚の為に動き出したんです” “始めたんです、必ず終わります”。 別居後に元夫が私の家に来て騒ぎ、パトカーが4台も来て、騒ぎが落ち着いた数日後だった。 相手が私の家で“誘拐犯がいます!!”と騒いだのは三回だったから、どの時だったか。 騒ぎは落ち

ダンブルドア 一時的に痛みを麻痺させれば、あとになって感じる痛みは、もっとひどい

"Numbing the pain for a while will make it worse when you finally feel it." 「一時的に痛みを麻痺させれば、あとになって感じる痛みは、もっとひどい」 Goblet of Fire, CP 36 夕べ、娘と読んだ。 絵本の読み聞かせというのをしなくなって久しいが、今でも私が読んで娘が聞くスタイルなのが、ハリーポッター。 お互いの都合で毎晩はなかなか読めず、結局一冊を何ヶ月かかかって読んでいる。 娘はソフ

子どもの為に耐えている人へ

夫といるのは苦しい 帰宅時間になると緊張する 土日や連休、一緒に過ごす間はいたたまれない 仕事帰り、運転中、家事をしている時、子どもの顔を見ている時、不意に涙が出てしまう 一日に何度も叫び出したくなる 車で一人になった時、叫んでしまったりもする でも、 何とか切り抜けなくては 子どもはまだ幼なくて 子どもはパパが大好きだから 子どもが寂しい思いをするから 私一人では、きっと子育てしていけないから(実際その通り。後述する) それに 夫婦はお互い様だから、とか あなたが目をつぶ

親権は、義務ではあるが、権利ではない。

加藤諦三 子供にとって最も望ましいのは、両親が仲良いこと。 次は別れる事。 子供にとって最悪は、不和な両親です。

私たちがやりました

そろそろ寝ようとしたら、目に飛び込んで来た川柳。 これ、まさに、私達のことじゃない!? 一人ふふと笑った後に、はたと気づいた。 いやあ、独り言にせよ、元夫と私を私達なんて称したのは何年ぶりかしら… 晴れがましく、私達、と思えていた時期もあったのだよな。 彼、夫だった関係が、 相手方になり、 被告になり、 原告にも、抗告人にもなり、 元夫になったわけで。 エスカレート具合に、グリム童話の一つを思い出した。 海で弱った魚を助けた漁師が、ごうつくばりなおかみさんに命じられられ

共同親権、断固反対

以下、加筆修正しました。 読んでくださった皆様、 リポストしてくださった皆様、 本当にありがとうございます。 こんな家庭があり、こんな目に遭う子どもがいることを、たくさんの人に知って欲しい、関心を持って欲しい そんな思いで書いた私には大変嬉しいことです。 なぜ反対か、我が家のケース 弁護士さん曰く 私の弁護士さんがネットを調べてみると、上記の行動の多くは、妻子が出て行った別居父達の見事なまでにテンプレ化されたムーブメントだと。 ネットに一言一句違わぬ書面の雛形があり、