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幸せのひとり焼肉食べ放題

今朝の目覚めは最悪だった。2年前に捨てられた元彼が夢に出てきた。そういう時に限って鮮明に内容も覚えている。

そういえば、ここしばらく節制の日々でストレスも溜まっている。

今日は思い切って、お腹いっぱいに美味しい物でも食べようかと原付を走らせていたら、背後から来たパトカーの警察官にマイクで「そこのバイク止まりなさい!」と呼び止められた。

えええ??? 私、何も悪い事してないけど……。振り返って、「私?」ってジェスチャーをしたら頷かれた。

これは何だか分からんけど、切符切られる……。

顔面蒼白になり、観念してその場で止まった。警察官は、私が横断歩道の場所で左折した時に、歩行者が渡り始めで、まだこっちまで来ないだろうと踏んで先行して曲がってしまったと。

本来なら、歩行者が渡ろうとしている時点で必ずこっちは止まらないとならない。立派な危険走行だ。いつも、横断歩道の所を曲がる時は、過剰な程に止まるのに。何でこういう時に限って!!!

結局は切符を切られずに口頭注意で済んだのだが、確かに危険走行だった。人に文句垂れてる場合じゃない。私は警察官に「申し訳ありません」と「気を付けます」を繰り返し、再び走り始めた。

目覚めの悪さ、節制のストレス、そして警察官に怒られて凹み、負のトリプルアタックで、もう心中は穏やかではなかった。

これは、もう焼肉食べ放題しかない。

やけ食い気分×焼肉食べ放題という最強タッグが成立してしまった (普段は禁じ手)

もう、1、2キロ太ってもしゃーない。それより、この憂さを晴らす事が最優先課題だ。

最初、今まで行った事がない「焼肉きんぐ」に行こうかと思ったが、多分、グループ席型だろうから、1人だと目立つ。あと席にいて注文が出来るという事は、注文する度に店員が来るという事で。

その度に「この人、1人で食べに来ている」と内心思われるのは嫌だ (店員もイチイチ気にはしないだろうが)

ひとり焼肉食べ放題など、おひとり様マスターの私にとって恐るるに足りないのだが、やはり心の奥底では繊細に気にしているのだ。

一応、「焼肉きんぐ」にも行ってみたが、どうやら土日祝しか昼間はやっていないらしい。

そうなると、選択肢は1つ。私が以前通っていた「快活CLUB」の跡地に出来た「かみむら牧場」だ。

既に何回か食べている。ここは、憂さ晴らしの駆け込み寺みたいなものだ。

早速、カウンター席に座る。

目の前の特急レーンで、注文した肉が運ばれてくる。カウンター席は完全に仕切られていて、隣と離れているし、ひとり焼肉するのに、これほど快適な席はないだろう。

いつも通り、『ジャストミート』コースを頼む。コースランクで言えば下から2番目。流石に1番上の税込4818円は出せない。

今日は心を無にして、腹がはち切れるまで食うのだ (ヤケ)

前哨戦

サラダバーのサラダと、真っ先に来てしまったご飯(中) 罪悪感を減らす為に野菜をまず食べておく (あまり意味は無いが)

1ターン目

プレミアム5から、歓喜の塊ハラミ、真紅のミスジ焼きすき、何故か通常メニューより牛レバーとホルモン。1ターン目からホルモンいくのどうなの?とは思った。

2ターン目

プレミアム5より、高貴なるトリュフDEステーキ、大判カイノミカルビ、通常メニューよりトントロ。ご飯(小)追加。

本戦 (メイン焼肉)は2ターンで終了

デザート1ターン目

マスカルポーネの口どけティラミス、アイスバーより、ストロベリーとチョコ。

デザート2ターン目

北海道フェアより、マスカルポーネクリーム×雪見だいふく。

テレビで観る大食いさん達より、全然少ないと思う。ああいう人達は、私よりも痩せてるのに、数倍、下手したら数十倍食べるのでやるせない。

今日から最低でも1週間は、絶対に体重計には乗らない。

会計後、帰りのエレベーターに乗る時に、もうとっくにいないと思って後ろを向いていたら、ありがとうございます!の声で驚いて振り返る。わざわざエレベーター前に来て丁寧にお辞儀していた。高級ホテルか。ここの店員さんはいつでも誰でも対応が非常に良い事を記しておく。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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