ハッピー・ドリーム るーぱん
今日は久々に割と近所のるーぱんでブランチを食べた (相変わらず朝を食べない人)
るーぱんというのは、埼玉ローカルなイタリアンレストランである。埼玉県内のみ6店舗構えている。
ケンミンショーなどで紹介されたので、県外でもご存知な方もいるかもしれない。
雰囲気的なイメージは、かのサイゼリヤよりも、若干レトロ風にした感じである。今時珍しい喫煙可のようで昭和から時が止まっている感すらある。
このるーぱん、創業が私とほぼ同年代であり、私の人生の重要なターニングポイントに関わった。その話は後でするとして。
るーぱんが、他のイタリアンレストランと違うところは、注文と会計を先にレジで済ますところである。だから、このお店はレストランというより、ファストフードのような雰囲気がある。
私が頼むメニューは、大体グラタン(種類は気分で)+フレンチポテト小で、今日もその流れで。
ちなみに、ミートソーススパゲッティの麺は固めんor柔らかめんを選べる。私は固めんにしている。
思い返せば中学生の頃、今はもう無くなったが上尾駅前にも店舗があり、休日に駅前で遊ぶ時に、友達とマックかるーぱんかという選択肢でランチをしていた。それだけお値段も子供に優しかった。
高校の頃は前にも書いたが、鴻巣だったのでるーぱんからは少し離れたが、高校卒業後、社会人になってから再びデートでるーぱんに良く訪れた。
30年くらい昔に通っていた頃は、店内にジュークボックスがあった。
当時は有り得ないくらいカラオケにハマっていて、ヒット曲を片っ端からレンタルしてカセットテープにダビングして(死語)覚えていた。
ちなみに私のカラオケ十八番は小室系と広瀬香美、その他色々である。歌う事はゲームの次に好きでヒトカラで平気で4、5時間歌い倒す人だが、最近はすっかりご無沙汰なので記事に上げる機会はない。
話は戻って、その自分が好きな曲をるーぱんでかけるのが楽しみだった。100円玉を片手にジュークボックスを行ったり来たり。一緒に来ていた彼氏が好きな曲 (主に槇原敬之)もかけてあげたり(逆もあり)と、楽しく幸せなデートだった。
そんな彼氏と10年付き合ったが、ある日、別れ話をする事になった。
その場所が、正にるーぱんのこの店舗である (席も覚えている)
今から20年前になる。幸せの象徴だったジュークボックスは既に廃止されていた。仮にあったとしても、とても曲をかける雰囲気ではなかったが。
別れを切り出したのは私だが、淡々と何故別れたいかを説明していたが、彼氏はほとんど何も言わず。でも、もう私の方は疲れて愛情も冷めきっていたので、感情的になる事もなかった。
4時間、心の内を存分に語って、彼氏も反論もしなかったので、私は分かってくれたのだろうとホッとした。しかし、いざ話し合いが終わって店を後にする時に、彼氏がボソッと「俺は別れるつもりはないから」と言った。
それなら、私が4時間説明した時に何かしら言い訳したり、反論したり、引き止めれば良かったじゃないか。それらを何もせずに「別れるつもりはない」と言われても。
結局は元に戻らずに無理やり別れたのだが、その後も色々あり、非常に後味の悪い別れ方だった。
あれから、20年経っているから、さすがに元彼も私の事を忘れているだろうし、このnoteに辿り着いて読んでいるとも思わないが……。
タイトルがハッピー・ドリーム(るーぱんの企業理念)なのに、ハッピーでもドリームでもない着地になってしまった事をお詫び申し上げます。
るーぱんに全く罪は無い。
むしろ、居心地が良くて、長時間滞在も可能な場所故に、人生の大事な話し合いも存分に出来たという事で。私にとって特別な思い出がある場所がこのるーぱんである。
お手頃価格で美味しいので、埼玉にお寄りの際には是非お立ち寄り下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。