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鴻巣びっくりひな祭りと川幅うどん

まだ就活が進まない1月初めに当てもなくフラフラ鴻巣に行った記事を書いた。

鬱々とした闇堕ち期にフラフラ鴻巣に行った記事はこちら↓

今回は仕事をして、土日休みにきちんと目的があり、再び鴻巣を訪れる。

花粉症の私は、この時期の風の強い日に原付で遠出はしたくないのだが、お金が無いので電車代がもったいなくて仕方なく原付で移動した。

今回の目的は、「鴻巣びっくりひな祭り2024」というイベントである。

ひな祭りで、何がびっくりなのか。鴻巣は埼玉県内では岩槻と並んで「雛人形の街」として有名だ。毎年、この「びっくりひな祭り」が開かれているのだが、今年で20周年らしい。私が通っていた高校時代にはまだ無かった。

鴻巣の余談として、数日前のテレビ番組で「埼玉は北関東か?南関東か?」という県民にとってはどうでもいいような良くないような題材が取り上げられていた。

そこで、北関東と南関東の境目として候補に挙げられた鴻巣市の市長がインタビューを受けていて、「大宮、浦和(都会)のようになりたいという気持ちがあるけれど、実際はそこまでは達していない」という微妙な立場という事で北関東と南関東の狭間だという見解を述べていた。

しかし、鴻巣も私が高校時代の時よりは確実に栄えているし、そのうち大宮くらいに栄える……事は流石にないかもしれないが (我が上尾市を差し置いて)

そんな鴻巣まで原付で約50分。3月期で道路工事が多かったせいでいつもより時間が掛かった。

例の如く、朝を食べ損ねているせいでお腹が空き過ぎてフラフラ。

メインの目的であるひな壇よりもご飯を先にしたかったが、ちょっと写真を撮るだけなので、とりあえずひな壇を見に行った。

おびただしい数の雛人形達。

この雅なお方達、このまま戦いにでも行くの?ってくらいの軍勢。圧巻としかいいようがないし、これほど「映える」素材も珍しい。

主にお子ちゃまや年配の方がこのひな壇の前で自分を入れて写真を撮る姿が散見されたが、私はこういう時、自分を入れて写真を撮る事は有り得ない。前にも書いた気はするが、私の姿なんて後世に残したくないので。

そんな世知辛い話に上乗せするように世知辛い昔話をするが、「雛人形を片付けるのが遅いと婚期が遅れる」というジンクスが昔からある。

我が家では当然のように雛人形を片付けるのが遅れて、下手したら1ヶ月くらい出しっぱなしだった。

ジンクス通りになったので、本当にシャレになっていない (お察し下さい)

そんな事を考えながら、ひな壇をササッと見た後にフードコートで鴻巣名物の川幅うどんを食べる事にした。

前回来た時はまだ開店していなかった。早速、列に並んだのだがなかなか進まない。

レジの様子を見ると、明らかに新人の女の子で、慣れていないのでオーダーを取ってそれを後ろの調理担当の人に伝達するのが上手くいってない。レジの前には沢山のオーダー用紙が並べられていて混乱している。

後ろの調理担当のオバチャンが、「○○番は○○(メニュー名)じゃないの!?」とか怒号とまでいかなくてもピリピリした様子が伝わってきた。

この川幅うどんのお店は1/22に新規オープンしている。という事はまだ1ヶ月少し (この新人さんがオープニングスタッフか、更に新人かは知らないが)片や私も1/25に入社した新人。

正に今、新人の私が会社で怒られながら仕事しているのと丸かぶり。

後ろの調理担当のオバチャンが、私の教育係の人と容姿も雰囲気も良く似ていたのは、出来すぎた偶然だった (本当に似ていた)

もう赤の他人とは思えない。

その子は泣きそうになりながらも、気丈にレジをワンオペしていた。

というかですね。「鴻巣びっくりひな祭り2024」という恐らく1年の中でも屈指の集客イベントの土日ピーク時間に、何で慣れない子にワンオペでレジさせるかね? 

フードコートの中で鴻巣名物を謳っているお店はここだけ。イベントを見に来た外部からの観光客の大半がこのお店で食べたいと思うのは容易に予測出来る事であり(実際、1番並んでいた)  そんなスペシャルに混む日にはある程度慣れた人をレジに回した方がいいのでは?

一応、すぐ横に慣れてそうな人がサポートっぽくしていたけれど、どんなに列が伸びても全然レジを変わろうとしないし。慣れさせる為にわざと1人でやらせていたのか意図は分からなかった。

結局、そのレジの子に感情移入し過ぎて、せっかくの川幅うどんの味が良く分からなかった……。

こうのす川幅うどん

レジの子は結局、ずっと1人で頑張っていて、ようやくピーク時間が過ぎて列も無くなっていた。私は良く頑張ったね、偉いねと心の中で呟きながらフードコートを後にした。

サービス業は大変だ。トロ過ぎる私には絶対出来ないから尊敬する。

川幅うどんについては、またいつかリベンジしよう。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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