朝、母と連絡しあう。
２ヶ月前から筋トレを始めた。 理由は、将来寝たきりになりたくないのと、 色々なことを教えてくれたり、何時も一緒にいる伯母の老後の世話をきちんとまっとうするために、身体を強くしたいとの思いがあったから。 わたしは、55歳。伯母は86歳。 わたしは双極性障がいを患っており、今も寛解の目処は立っていない。
央樹の街にも、桜の季節がやってきた。 寒さに耐えて見事な花を咲かせる桜を見ていると、ひとつの事を思い出す。 ある日、ぼくが仕事から家に戻ると、妻は急に｢目を瞑って｣と、言い出した。 妻の言う通りに目を瞑ると、ぼくの掌に何かをのせる。そして、話し出す。 ｢今日はね、このまちは風がとっても強い日だったのよ。それで、坂の上の小学校から飛来したの。玄関を掃除していたら舞い降りて来て｣。 ふたりで散歩の途中、小学校の前庭に桜の木を見つけたのを思い出して言った。 ｢桜の花
前書き 人々という題名の超短編を他の読み物サイトに掲載していました。 読者の層を幅広い年代に拡大したいのと、読者の数を増やしたいとの思いもありこちらに、再掲載してみました。 2011年から2012年にかけて書いた超短編と、最近書いた数編の超短編を合わせて、こちらよりおおくりしたいと、思います。 2019年2月26日 羽凍 哉
ダイエットのつもりで始めたのです。 それが、エスカレートして 寝たきりにならない未来を作る。 が、目標になりました。
