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遠方の新居建設、ワーケーションで見に行ってみた!2/3【窓の実物確認編】

前回の記事では、建設中の新居を見に行くためワーケーションに踏みきったこと、そして気密測定に立ち会って素人なりに分かったことをまとめました。

2回目となる今回は、「窓の実物確認」で気づいたことをレポートします。


実物を見ないまま、樹脂窓を発注した私たち…

我が家の窓は、オプション課金して、断熱性能に優れたオール樹脂サッシ、Ykkのapw330、430を採用しています。
理由は、「古い借家の、窓の冷え・結露・カビにうんざり」だったから。
窓のサッシは基本的に新築のときにしか選べないので、迷わず課金しました。

しかし!「迷わず」課金したゆえに、現物を見ずじまいで発注ハンコ。
窓のショールームも、行こうと思えば行けたのですが…なんせ、迷っていなかったのでw
その結果、いざ施工された段階の新居に入ると…窓に対して、嬉しいプラス誤算と、マイナスの誤算に気づきました。

嬉しい誤算1・FIX窓は景色が本当にきれい!

若橋家の新居には、眺望がいい2階北ホールに、オール樹脂トリプルサッシ・apw430の同サイズ窓が3つあります。
コスト減にと2つFIXにしたのですが、そのスッキリさにびっくり! 
開く部分のサッシがない分、窓が大きく感じるし、景色がキレイなのです。

同じ大きさの窓。右側のFIXのほうが一回り景色が大きい・スッキリ
我が家いちばんの景色がのぞめる眺望窓も、FIXです。(これを開けるとなると、眺望が狭くなるうえに、転落防止に手すりなどを付ける必要があります)

外側の掃除は大変かもしれませんが…今のところ、FIXにしてよかったなあと思います。

嬉しい誤算2・人の視界は放射状。正面以外、斜め前の「抜け・光」も見える!

図面では、窓からの明るさ…移動する人の視界…正直なところ、全然わかりませんでした。
自分たちでフリーの3Dソフトを使ってある程度イメージできたと思っていましたが…、やはり現場で見ると、違いました!

下の写真は、階段を上るときの視界です。正面窓だけではなく、左奥の大窓から明るい光が見えます。

※正面の窓は、今後、トイレのドアがつきます

この視界、図面段階だと「あートイレドアを見ながら階段上がることになるなあ(仕方ない)」と思っていたのですが、実際には、以下の緑色部分の窓も視界に入るのですね。

思いのほか、階段が明るかった!
嬉しい誤算

悲しい誤算1・樹脂ペア窓の掃き出し窓は重い!

リビングの南窓は、apw330(オール樹脂サッシのペアガラス)16522(幅約1650mm、高さ約2200mm)の掃き出し窓です。
ここから、樹脂ウッドデッキ経由で庭に出られます。窓の外には、奥行約2400mmの大きなテラス屋根。
リビングと外をあいまいにつなげ、シームレスに行き来して暮らす…我が家のプチ贅沢な半屋外空間です。

ところが!
今回はじめて掃き出し窓の実物を開けてみて、窓がすごく重い!=開けにくい と思いました。
開けやすさの最終調整はこれから行うとのことでしたが、それにしても重い…

保育園児は自分で開けるの難しそうです。
オプションのサポートハンドルや大型引手をつければよかった…

リビング掃き出し窓 apw330樹脂ペア(庭向こうの隣家映り込みをぼかしています) 

後日、営業さんがykkapの営業所に確認してくださいましたが、この掃き出し窓にサポートハンドルだけチョイと後付けはできず、やりたかったら窓ガラスごと取り替えなんですって…無念!!

窓の性能に迷いなしでも、個々の握力?との相性、また、どれだけ頻繁に庭に出る暮らしをしたいかは、家族にしかわかりません。

ここはykkショールームや、高性能モデルハウス(行く機会とれなかったのですが)などで実物を見て、自分・家族で開け閉めしてみるべきだったと思いました。

悲しい誤算2・縦滑り出し窓の全開は、想像より飛び出ます!

縦滑り出し窓は、全開にすると、思ったより内側の位置で、かつ、少し外側に飛び出ます。
ということを、実物を見てやっと理解しましたw。
我が家はそのせいで玄関ドアとぶつかることがわかり、この日をもって全開厳禁の窓確定です。

窓サッシの端(写真のオレンジ点線)で窓が開くような気がしますが、実際には窓の支点は内側にズレながら開きます。そして、〇の部分、ちょっと外側にはみ出て開きます
玄関ドアと、窓が干渉することがわかりました

今から窓位置や大きさを変えることはまず不可能です。あきらめて受け入れます。

不幸中の幸いだったのは、この窓は曇りガラスで、通風目的に設けたものだったこと。
大掃除をのぞき、全開にしたいシーンはなさそうなので、「全開厳禁」を肝に銘じて生活します。

この干渉の検証は、部材の細かい納まり図と詳細図面のシュミレーションが必要です。
過去にさかのぼってたとしても、私(施主)だけで、干渉しないか計算・立証することは難しかったと思います。

施主がやるべきことは、
滑り出し窓を開く先に何かある場合、
図面確定前
「干渉しないか念のため検証してもらえませんか?」
と設計さんに依頼することです!
これから間取り打ち合わせの方、図面が固まってきたら、確定前にぜひ、依頼してください。

2階の窓戦略は、当たったかも!

誤算ではない、「狙いどおりだ!」と思える窓の実物確認もありましたので、いっしょにご紹介。

(前提)デスクに日が射すとつらい。

まずは、ホテルでの模擬失敗談をシェアします。

今回私は、宿泊したホテルで、半日(午前中)リモートワークしました。
部屋は南向きで窓からの眺望がよく、10月の朝7:30は「わーい!」と勤務開始していましたが…

10月、7時台の南窓は気持ちいい! ちなみに九州(西日本)の日の出は遅いです。

10時台になると、ジリジリ秋の直射日光があたって眩しく辛くなりました…
PCも熱い、というか、熱すぎて壊れそうなので、このデスクカウンターから撤収しました…。

10月、10時台。南国の陽射しは鋭いです…

新居では、フルタイム(9時~17時)でリモートワークします。

景色を見ながら日中に勤務したい…となったら、

東窓→午前中の日射が無理!
南窓→長~く軒を出す?(でも春秋冬は射してきます…)
西窓→夕方の日射が地獄!

となります。
ここで、脚光を浴びるのが北向き書斎、北窓です。
文豪も画家も北窓の天空光(散乱光)を愛していたと言いますよね。

フルタイムでリモートワークするには、北側書斎がいい

私たちの新居の書斎は、北側にしています。
そして窓からの眺めがよい場所です。

図面上が北。北~北東側の眺めがよいです

今回、現地で、書斎に入ってみると…

立ちポジションで、遠くに山並みが見えました。(※可動式スタンディングデスクを使います)
デスクを下げ、座る位置から見上げると青空です。
ほぼ真北なので、直射日光が差し込むことはありません。

2階書斎。北側の空は、眩しくなくて青さが際立つ、気がします


フルタイム勤務だと比較的長時間書斎にこもることになります。
カーテンを開けて(つけないかも)、外を視界に入れながら勤務できることが楽しみです!

2階の南窓は、高位置の窓で眩しくない・家具配置に有利

書斎は眩しくないとして、では、2階の南向き子ども部屋は…?
となりますが、これも幸い、眩しくありませんでした!
その理由は、2階南居室の窓を高め(床から窓下端まで1400mm)にしているからです。

左奥が4.5畳、右手前が6畳の子ども部屋。はじめは壁ナシです

床から1400mmは、「あえて」そうしたわけではありません。
1階リビングが、小さな総二階に屋根をかける「下屋」構造になっていて、屋根がせまっているので、そうするほかありませんでしたw

超ざっくりした図示。
リビングが少しだけ天井高め

それが、結果的に、机を窓際においてもまぶしくないし、収納ナシの狭い子ども部屋でも家具が置きやすいし、
いい窓配置になったのではないかなと自画自賛しています。

窓が軒に隠れる高さなのでおそらく年間通して直射日光は射しませんが、十分明るかったです。
壁面積がしっかりあり、机を南向きに置くことができます。

なお、高めの窓にする場合「背伸びor台がないと開け閉めできない!」が問題になるので、鍵や取っ手などの位置検証はしっかり行う必要があります。
(ここは想像して先回りし、営業さんに依頼できていました!)

我が家は、「ダウンクレセント」を採用して、小学校低学年(120cm)の子どもが台を使わずに鍵を開け閉めできるようにしています。

ykkapのHPより ※これは樹脂サッシではありません
各窓のカタログの隅っこに「ダウンクレセント」がありますので、営業さんに確認してもらってください

入居して、子どもが自室で勉強する年ごろになったら、追加レポートもしていきたいと思います。
それは数年後になりますので、今回の窓レポはいったんここまで!


次の第3回記事は、コンセント&スイッチ確認レポートです!→こちら!

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