みおパパ @mio_papa2020

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みおパパ @mio_papa2020

夫婦で子育てをしながら、インスタ発信中。 https://www.instagram.com/mio_papa2020/ 21年3月 妻の大腸がん(ステージⅣ-b)発覚。 闘病記録を夫目線で書いてます。 ↓妻のnote↓ https://note.com/mamanakami

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  • 妻のがん闘病を支える家族の視点

    闘病を支える家族目線でのリアルな体験や思っていることをまとめているマガジンです。

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余命6ヶ月と言われた妻を支えて3ヶ月。今、僕が思っていること。

僕のGoogleカレンダーに当時の予定が書かれている。 2021年3月9日 10時30分 「ママ病院 予約」 この日から僕ら家族の生活は大きく変わった。僕の妻は「大腸がん」と診断され、余命6ヶ月と宣告された。結婚して1年ちょっと、子どもが産まれてあと少しで1年というこのタイミング。 言葉を選ばずに言うのであれば、正直、悪夢だと思った。 なんで僕らの家庭を選んだんだろう。なぜよりによって僕の妻が選ばれたんだろう。もっと悪いことやってる奴いくらでもいるじゃねぇか。 ・

    • 【続編】余命まで0ヶ月になった妻を支えて今、僕が思っていること。

      2021年3月9日。家族全員で病院に行ったときに聞いた言葉を鮮明に覚えている。 直腸がん、肝転移、余命6か月。 来年の桜が咲く頃、妻はこの世にいないという現実に直面した。1歳になろうとしている娘が「ママー!」と呼び、走って向かう姿を見ることなく、もうこの世にいないということ。 半年前、僕は覚悟を決めた。「家族3人」でこの半年を精一杯生きようと誓った。3人で過ごす最期の時間になると思ったからだ。 ・ ・ ・ あれから半年、妻は今元気に生きている。もちろん完治したわ

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      • 【vol.11~闘病を支えながらの子育てと仕事~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

        ↓前回の記事はこちら↓ 自宅での闘病生活がスタート2021年3月23日、妻は無事(?)退院した。2日前まで抗がん剤を投与していたこともあり、体はやや重そう。彼女にとっても初めての経験だろうし、今までの体ではなくなっているストレスもきっとあるだろうと思う。 この入院期間中には色々なことを調べ、自分たちにできる取り組みを考え、闘病生活のために情報整理をしてきたが、まず最初にやったことは慣れない料理だった。がん治療におすすめのレシピ本を見ながらやったが、結果べちゃべちゃの料理を

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        • 【vol.10~再会~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

          ↓前回の記事はこちら↓ 子どもが妻のことを忘れてしまう恐怖とてつもなく長い2週間だった。妻にがんがあると分かり、それだけでなく全身にあるということも分かり、手術日を早くできないかと意地になって見つけたセカンドオピニオン先、そこから手術、抗がん剤の投与、ただただ情報量が多くて整理しきれていなかった。 人生の中で一番うろたえた時間。

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        余命6ヶ月と言われた妻を支えて3ヶ月。今、僕が思っていること。

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        • 妻のがん闘病を支える家族の視点
          13本
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        記事

          【保存版】妻の闘病に寄り添って知った「がん治療」のこと。

          闘病生活を家族として支える中で、最も精力的に行ったことは「徹底的に調べる」ことでした。そしてその情報は逐一アップデートしていくことを今でも心がけています。おそらく僕と同じ境遇になる人が悲しいことにたくさんいるはずなので、僕なりに調べた情報や体感したことについて簡単にまとめようと思います。 【ご注意ください】今後、この情報をもとに色々と考える方もいらっしゃると思いますが、正直この情報が本当にすべて正しいのか、この情報を取り入れるべきなのか、については個々が判断することだと思っ

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          【保存版】妻の闘病に寄り添って知った「がん治療」のこと。

          【vol.9~10年ぶりの料理~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

          ↓前回の記事はこちら↓ 食事療法について調べ尽くす。【注意】食事療法については現在は考え方を変えています。当初、藁をもすがる思いでスタートしましたが、本来の目的である「がん治療を継続する」ために必要なのは食事制限ではないという結論に達しました。闘病のひとつの過程だと思ってください。 がんと告知され、さっそく闘病生活に入った僕らだったが、がん治療についてはドクターがどのような手段を選ぶか、それを患者である僕らが受け入れるかしかないと思っていた。知識がないからだ。 そんな僕

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          【vol.9~10年ぶりの料理~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

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          【vol.8~人生で最も語り合った2週間~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

          ↓前回の記事はこちら↓ 妻の入院と面会不可の病院コロナの影響で病院の面会がNGと言われた。入院日は2021年3月11日。ここから手術→回復→抗がん剤の投与という流れだ。約2週間程度離れ離れになることになる。早く治療を開始してほしい気持ちもありつつ、結婚前から何年も数日でさえ離れることがなかったこともあって、残される僕としては妙に不安な気持ちになった。 実は昨年の出産の時もこのコロナ騒動で立ち会いできず、出産後の面会もできずだった。大事なときに隣にいれないというのは、支える

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          【vol.8~人生で最も語り合った2週間~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

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          【vol.7~もっと深刻~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

          ↓前回の記事はこちら↓ 紹介された病院へテンション高く向かう3月10日。がんの告知を受けた翌日。朝から僕ら夫婦はテンションが高かった。昨日、あれだけ「がん」という現実に凹まされたのに。 僕らは名医にセカンドオピニオンが叶うんだ!なんて運がいいんだ!こんなテンションだった。今思い返せば、すでにこの時点でメンタルが深く傷ついていたということが理解できる。冷静ではなかった。

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          【vol.7~もっと深刻~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

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          【vol.6~セカンドオピニオン~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

          ↓前回の記事はこちら↓ 最近知り合ったドクター縁というのは不思議なもので、この事態になるちょうど1ヶ月前にあるドクターと仕事の関係で知り合いになった。 正直、知り合って間もないのとオンラインミーティングでしか話をしたことがないので、家庭の事情を話すのはとても勇気が必要ではある。 ただ、なんせ今日の病院に納得いっていないんだからと連絡を取った。

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          【vol.6~セカンドオピニオン~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

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          【vol.5~ネット検索という魔物~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

          ↓前回の記事はこちら↓ 性格の不一致これは妻に対しての不一致ではない。医師に対して感じたことだった。 自分の妻の余命が6ヶ月だと言われると、「もう時間がない・・・1分1秒が惜しい!」と心の底から思う。なんにせよ、早く治療に入って欲しい。これはどの家族でも同じことを思うはずだ。もし、この1秒でいきなりがんが進行したら・・・と考えてしまう。 そもそも、がんがどのような病気なのかがよく分かっていない。漠然とした不安を抱え、死が近い病気だと考えるのが一般的だろう。だからこそ今の

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          【vol.5~ネット検索という魔物~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

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          【vol.4~無力感~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

          ↓前回の記事はこちら↓ 今年中に別れがやってくるということ余命6ヶ月。 そう聞いて泣き崩れる家族、呆然とする患者。こういう場面をドラマで見たことがある。実際にその場に居合わせるとどうなったか。3文字だった。 「マジか・・・」 これだけ。一呼吸おいて次の瞬間に考えたのは6ヶ月後はいったいいつだ?ということ。 今は3月9日。つまり9月である。 「年越せないんだな・・・そっか。」

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          【vol.4~無力感~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

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          【vol.3~人生が変わった日~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話③

          ↓前回の話はこちら↓ 2021年3月9日 がん患者とその家族になる運命の日だったと思う。医師からの正式な告知を受けて我が家はがん患者の妻と、その夫である僕、そしてその子どもという構図になった。 この前日、妻はCT検査を受けていた。先日クリニックから紹介状をもらってからかなりスピード感のある検査だったので、正直このスピード感がちょっと怖かった。なぜなら、おなかに違和感を感じていたのはだいぶ前からだったのに、大腸検査を受けてからのスピードが異様に早かったからだ。なんとなく感じ

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          【vol.3~人生が変わった日~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話③

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          【vol.2~大腸検査の実施~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

          家族は第二の患者と言われる。がん治療の主人公はもちろんがんにかかった本人だが、その家族が抱える心理的な負担や課題はなかなか大きい。サポートする家族が、どんなことをして支えることができるのか、支える側がどんなメンタルになり、どうしたのか、あくまで家族側の視点で備忘録としてまとめる。 ↓前回の話はこちら↓ 救急搬送された日に大腸検査夜中3時頃に妻が救急車で運ばれて病院に到着後、約3時間ほど待合室で待機していた。朝6時過ぎに処置室で妻と再会。決して回復とは言えないが、腹痛はいっ

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          【vol.2~大腸検査の実施~】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話

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          【vol.1〜救急搬送〜】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話。

          がんはいきなりできるものではないけど、妻ががんと診断されてから「秒単位」で大きな意思決定を、何度も繰り返すことになった。ここでは家族側の目線で起きたことや考えたことをまとめていこうと思う。 家族は第二の患者と言われるその意味や、どんなことをして支えることができるのか、支える側がどんなメンタルになり、どう対処すればいいのか、あくまで家族の視点で備忘録としてまとめる。 今回、妻と話し合って二人でnoteを書くことを決めた。育児の様子をInstagramでそれぞれアップしている

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          【vol.1〜救急搬送〜】妻ががんで、しかもステージⅣと言われた話。

          ¥100〜