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月並みな話ですが・・・からだとこころ

今から40年近く前、九大のアーベントで鶴和代先生の講義をうけました。
そこで初めて「動作療法」に出会いました。

心理的な問題を抱えてくる人への非言語のアプローチをする成瀬悟策先生が始められた心理療法で、「動作訓練」という脳性麻痺のリハビリがもとになったものです。

↑  成瀬先生は著書が多数・・・どれを紹介して良いかわからない・・・。

分析をするのではなく、「課題」というカラダの動きを援助者と一緒にする課程で自身の心のあり方、物事への立ち向かいかたを知り、変化させていく心理療法です。以前認知行動療法の先生達と、成瀬先生と酒をのみつつの話のなかで「動作療法って認知行動療法とても近い」という話になったことがあります。
今では、そこにある問題をどう捉えて、どう感じて、どう対応するか・・・動作療法ではそれを「課題」というものの中で行い、日常の行動や思考で行うのが認知行動療法のように私は感じています。

その後、ご縁があって成瀬先生のご自宅での勉強会(あとで知ったのですがすごくレアな経験だったようです)に毎月のように通わせていただいて勉強させていただきました。
実際に日常診療でも動作療法を取り入れました。

そのため、その後であった「アレクサンダーテクニーク」に興味をもち、ブルース・ファートマン先生のワークショップに通い、コロナ前には毎年のように来日された先生をクリニックに招いてワークショップを開かせていただきました。

カラダとこころのつながりは本当に大事、そして深い。
というかカラダとこころは分けて考えるのははっきりいって不可能だと思います。
医学的にも脳腸相関など思考と身体機能のつながりが今まで思っていたものとずいぶん違うことも分かってきているのではないかと感じます。

食養生
漢方
動作法(心理療法)
認知行動療法などのカウンセリング
アレクサンダーテクニークなどのボディーワーク
アロマセラピー、サウンドヒーリングなどの五感経由のリラクセーション法
パワープレートのトレーニング

クリニックの診療の中でどの手技が患者さんに一番むいているのか、効果的なのか、自分の仕事はそれを探して、提案して、場合によってはその専門家を紹介することで、なんか交通整理のような感じだなあと最近は感じています。

ちなみに何十年も動作療法に関わり、アレクサンダーテクニークに触れ、食養生をかじった結果として今、自分が感じているのは
気持ちだけでは怒ることも悲しむこともよろここともできなくて、カラダは常にその感情や思考と一緒にある・・・ということ

今回 ダイエット記事を書いて
「何が食べたい?」とカラダと気持ちが一緒にそろっているときは・・・食事っていい感じに食べれる・・・と感じました。


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