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神様を探しに12

家でメダカと一緒に飼っている沼えびがバタバタと死んでいくので、どうにか元気になってほしくて水をいただきに飯盛神社へ。飯盛神社も見所沢山ですよー♪

飯盛山神宮寺跡

まず飯盛神社の御本殿を訪れる前に、今回の目的である水汲みへ。水汲み場は本殿前の駐車場をもう少し奥へ進んだところにあります。上の写真の文殊堂のすぐ横です。

みなさんが大事に利用している水汲み場で、いつも綺麗に整っています。ありがたいことです。そこでお水をいただいている間に周りを散策。

文殊堂にもお参りしますが、まずは裏山へ。

こんなに素敵な雰囲気です。空気が濃くてマイナスイオンが大量発生しているようなイメージです。写真を撮ると綺麗な光が映り込んでくれて、テンションが上がります。

このように階段を登って行った先には・・・

薬師如来様が。自然とすごくマッチしていてとても神聖な雰囲気の御堂です。階段でだいぶ息が上がりましたが、登ってきた甲斐がありました。

さあ、そろそろお水が満タンになった頃かな?薬師堂をお参りしたら、登ってきた階段を下りて水汲み場へ。

水汲み場の裏には池があり、その淵には不動明王様やお地蔵様が大勢いらっしゃいます。とても雰囲気がいいので写真を撮らせてもらいました。

と、そうこうしている内に持参した容器いっぱいに水が汲めました。この綺麗な山から滲み出たお水で我が家のヌマエビたちも元気を取り戻してくれるといいのですが。

などとエビへの心配は絶えませんが、我が家のお兄ちゃんの学業も大事なので、先ほど少し触れた「文殊堂」もお参りさせてもらいましたよ。この文殊堂、天井の装飾がとても素敵だったので、神様(仏様でしょうか?)にお断りして写真も撮らせていただきました。

それがこちら。

天井だけでなく、壁一面に歴史を感じさせる品々が飾られていました。そうそう、文殊堂を出た所に文殊堂についての案内板があったので、それも載せますね。

この案内板によると、先ほどの文殊堂には「木造文殊菩薩騎獅像」という貴重な像が安置されていたようです。そこで、再度文殊堂に上がらせていただきましたが、像が安置されている場所は暗く、室内灯も自由には付けられないようになっていましたので、「あれかな?いやあれは獅子でその奥に菩薩様が見える気がする」といった感じでしっかりとは見ることができませんでした。

ネットで調べると画像がありますので、気になる方はご覧になってみてくださいね。

この文殊堂は水汲みに来るたびに見ていたのですが、今回初めてまじまじといわれを読んでみて、大変歴史のあるものなのだと知ることができました。

そして、この文殊堂以外にも

梵字が刻まれた石碑があったり

ちなみにこちらも文化財に指定されるほど貴重なものなのだそうです。そんなに大そうなものとは一見してわからないほどさりげなく佇んでいます。

他にも気になったのがこちら。

初めて見ました。お百度石って、御百度参りに関する石ですよね?御百度参りと言えば、藁人形なイメージなのですが、石には釘が刺さりませんよね。そういった呪い的なものではなく、本当に心からのお願い事をするのが「御百度参り」なのでしょうね。「藁人形を釘でカンカン」は私の偏見のようです。

このようにして水汲みばのある飯盛山神宮寺跡を見てきました。お次は飯盛神社へ!

飯盛神社

訪れた日は節分が近かったので、おたふくさんや鬼の面が飾ってありました。

鳥居には赤鬼が、御本殿の前にはおたふくさんがいますね。

この鳥居の裏側は

少し見にくいですが、青鬼がいます。写真を撮ると日差しがとっても綺麗に輝いていて、またまたテンションアップです。いわゆる「神様のサイン」は色々とあるのでしょうが、こうしたわかりやすいサインは本当に嬉しくなります。

手水舎でアルコール除菌をしたら、いざ参拝。先ほど写真にも写っていたおたふくさんの口を通り抜けると御本殿です。お水をいただいたお礼もしっかりしておきましたよ。

ところで、飯盛神社にはたびたび来させてもらっているのですが、今回初めて本殿脇から柵の中に入ることができると気づきました。引き寄せられるように進んでいくと・・・

西王子社

月読命をお祭りした神社のようです。

月の神様。どういったご利益があるのでしょうか。帰宅後にネットで調べてみたところ、「月→ツキ」ということで運を呼び込むご利益があるようです。もし違っていたらすみません。

〜話は少しそれるのですが、参拝日記をつけるようになってから神社に祀られる神様についても少々気になるようになりました。よく天皇や天皇の妻子を祀っているのを見かけていて、「あれ?天皇は人なのかな、神様なのかな。あ、どこかで天皇陛下は天照大神の子孫だと聞いた覚えもあるぞ。???」などと混乱してきたので、自分なりに調べていましたが、結局混乱するばかり。

そこで、神々についてもう少し理解を深めようと「古事記」を読むことに。ただし、難しく書かれた書物は苦手なので、児童書の「古事記」です。題名は『絵物語古事記』と言います。昔話を読み聞かせてくれているようなやさしい文章と可愛い絵柄で1日で読めてしまいました。もし気になる方はお手にとってみてください。〜

ちなみにこちらの神社に祀られている月読命大神は天照大神の兄弟とのことです。

さて、飯盛神社の見所はまだまだ尽きません。

西王子社を後にして、本殿裏に回ると・・・

養老の大楠

写真ではうまく伝わりきれませんが、圧倒されるほど大きな大楠がありましたよ。案内板によると、何と平安時代からあるそうです。そして、生命の気を授けてもらえるようですよ。私もしっかり拝ませていただきました。

そして、振り返ると・・・

後光を受けて神秘的な御本殿。わー、綺麗だなーとみとれてしまいました。そしてふと右手に目をやると、??なんだか風変わりな鳥居が目に飛び込みました。それがこちら。

夫婦杉塚結びの社

奥には鬼(?)の石像があります。いわゆる一般的なお社とは違う感じがしますね。気になって近くまで寄ってみると、鳥居のすぐ奥からつながる飛び石から鬼の石像目掛けてお賽銭を投げ、見事に当たると厄落としになるといったシステムのようです。

この日は時間がなかったので挑戦しませんでしたが、今後「なんだかついてないな」という時にでも挑戦して厄落とししたいと思います。

うーん、それにしても「あれ?それじゃ厄落としの社じゃない?縁結びの社じゃなかったのかな?」などと疑問を抱いてしまいます。と、しっかり見てみると飛び石が途中で二手に分かれていて、一方の先にしめ縄を取り付けてある木があります。

さらによーく見てみると、その木はどうやら夫婦杉(一つの株が二つに分かれたようなスギの木)のようです。そうか、なるほど。こちらが縁結びの社ということなのでしょうか。

案内板には木の肌にそっと耳を寄せてみて、と書いてあったようです。今度時間に余裕がある時にぜひやってみたいものです。

この日は時間に追われた参拝でしたので、見落としている見所もあると思います。すみません。

年中行事もたくさんあるようで、特に有名なのは流鏑馬(やぶさめ)です。流鏑馬が行われる道は下の写真のように特別な仕様になっています。そして、このアングルから回れ右すると飯盛山登山口に続きます。私もいつか必ず飯盛山に登ってみたいんです(^^)


行事に関する案内板がありましたので載せておきますね。見えるかな?

行事の数からも活気を感じられますね。

神社の由縁についても案内されていました。

神社の由縁かと思ったのですが、よく読むと後半は納骨堂の説明のようですね。

私がわかる範囲で簡単に解説しますね。

「天照大神の孫が神の国からこの世に降臨された際に、アメノフトタマノミコトという神様の占い(みたいなもの)により飯盛山にイザナミノミコトを、若杉山にイザナギノミコトをおまつりすることとなりました。

イザナミノミコトとイザナギノミコトは我々人間が住む国を作った国作りの夫婦神です。

この飯盛神社は、その夫婦神のうちの奥様の方、イザナミノミコトを御祭神としています。イザナミノミコトは、黄泉の国で死者の魂を導く黄泉津大神となり、この飯盛山にお鎮まりになったのです。」といったことが前半に解説されているようです。

〜ちなみにイザナミノミコトは火の神様(だったかな?)を出産した際に大火傷を負ってお亡くなりになり、黄泉の国に向かわれました。夫であるイザナギノミコトはたいそう悲しまれ、とうとう黄泉の国までイザナミノミコトを迎えに行ってしまいます。しかしながら、時すでに遅し。イザナミノミコトは黄泉の国の食べものを口にした後だったので、美しかった姿は何処へやら、うじがわいた醜い黄泉の国の住人と化してしまっていたのです。

それを目にしたイザナギノミコトは一気に萎えて引き返してしまいます。そのような夫の手のひら返しの態度に激怒したイザナミノミコトはイザナギノミコトを追いかけますが、すんでのところで取り逃してしまいます。〜

確か、『絵物語古事記』にはそんなふうに書いてあったと思います。イザナミノミコト、はらわたが煮え繰り返ったことでしょう。(同じ女性として共感する部分もあります。)その怒りがこの飯盛山で鎮められていたとは・・・。恐れながら、私も怒りが抑えきれなくなった時にはこの飯盛神社をお参りしたいと思います。あ、話が少しそれてしまいました。

案内板の中盤は、「飯盛神社界隈が大和朝廷と深い縁がある土地柄で、数々の古墳がある」といったことが述べられています。

そして、後半は神社の納骨堂や納骨堂のシステムについての説明となっているようです。

地図もありましたよー。

この地図を見ると、ますます飯盛山登山にチャレンジしたくなります♪

駆け足でしたが、飯盛神社でした。

境内自体はそれほど広くないのですが、豊かな自然に囲まれた見所満載の神社です。そして端々に商魂を感じさせる、ある意味たくましい神社だと感じます。(良い意味で)

とにかく私にとって大好きな神社の一つです。もし、お近くに寄られることがあれば足を運んでみてくださいね(^^)

ただし、道幅が狭いところがあるので車の運転にはお気をつけください。

まとめ

何だか見て回ったことをまとまりなく述べてきたのに、無理にまとめるようで気が引けますが・・・。

今回はとにかく綺麗な光が神様からのサインかな?と思いました。

「HA HA HA ! 無理やりまとめたでしょ?」

と狛犬さんに笑われてしまいそうです。


もうすぐ春ですね。あたたかくなったらまた神社を訪れたいなー♪その時はまた参拝日記をつけますね。よろしければまたお付き合いくださいませ。

それでは、今日も皆様にたくさんの幸せがやってきますように(^^)

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