ポーランド民話『二人のドロータ』③
孤児ドロータは精一杯働いて(というか、彼女にとっては普通の働きのようですね)元の世界に戻ってきました。もう一人のドロータの心の中は、それはもう、皆様のご想像の通りです。
では、このお話最終回 はじまり はじまり~
娘は夜遅くまで、今までどこにいたのか、何を見たのか、どんな奉公に出ていたのか、そして奉公の報酬で何をもらったのかを話した。
緑のつづらを開けると、中には金銀財宝から金の刺繍が施されたリボンまでたくさん詰まっていた。
床に就いても、誰も寝付けなかった。