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23区新築マンション販売価格、平均1億!?誰が買うの?

株式会社不動産経済研究所 発信
▶2月の首都圏新築マンション動向
 販売価格 首都圏 7,418万円(16.3%↑)109.5万円/㎡(15.5%↑)
      23区  9,685万円(30.3%↑)148.4万円/㎡(26.0%↑)
https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/501/Tft65cZay.pdf
という状況。
首都圏で坪300万円越え。23区は坪450万円間近!

さて、こんな高いもの誰がどう買っているのだろうか?
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20220315_housing_01.pdf
2021年首都圏新築マンション契約者動向調査 Recruit 2022/3/15によると
・シングル世代 18%(3.6%↑)、夫婦のみ世帯32.7%(2.9%↓)、子供あり世帯 36.2%(2.5%↓)、シニアカップル世帯 6.2%(1.3%↑)
・世帯年収 1,019万円(34万円↑)共働き世帯27%
 7,418万円÷1,019万円≒7.28倍!安全と言われた年収5倍をはるかに上回る。
・ローン借入総額 平均4,941万円。今年の伸び率16.3%↑をかけて5,746万円。これを35年契約1.228%固定ボーナス払いなしでシミュレーションすると月々195,609円となる。
66㎡が平均購入面積となるので、2,963.7円/ ㎡の支払い。
東京カンテイのリサーチによるとhttps://www.kantei.ne.jp/report/T202202.pdf
2月の首都圏分譲マンションの賃貸価格は3,366円/㎡なのでわずかに下回って見えるが、頭金などの持ち出しを考えればそんなに変わらくなってくる。
参考に7,418万円を35年契約1.228%固定ボーナス払いなしでシミュレーションすると月々252,529円、66㎡で割ると3,826円/㎡となってくる。

つまりは新築マンションは高嶺の花になり賃料の上昇は続いている。
新築時の賃貸価格が上昇していることも影響しているが、マンションが買えない層が一定数いることも因子となり、レジデンスをファンドに組み込むプロが多いこともうなづける。

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一方で、世帯年収は増えているわけではないため、どこかでバランスが崩れることも考えておかないといけない状況だと言える。

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