働き方を考える

小学生の頃、友達との会話で友達は将来20代で結婚して、結婚したら専業主婦になると話した。
私は20代になっても20代後半になってもずっと働いていたいと言った。両親が共働きだったので、働く大人を身近でいつも見てきたこともあり、仕事をいつまでも続けられることに憧れがあった。学生の頃、映画「プラダを着た悪魔」を見ては必死に働くアンドレアのようになりたいと思った。あの映画を見てキャリアウーマンになりたいと思った女性は多くいたのではないかと思う。

しかし、リーマンショックのあった翌年、就職活動を行ったが採用されなかった。不況のせいにしたくはなかったが本当に内定がとれず、働きたいのに働けない状況は辛いものだった。

その後、どこでも採用されれば有り難いと思い、アルバイトを続けながら、就活した結果、やっと会社に就職できた。

そこでは6年間無我夢中で働いた。仕事ができることのありがたみを感じた。ただ、社会で働くというのは本当にハードで朝8時から夜8時まで働くようになった。休みの日も来週の月曜日のことを考えながら体調管理に努めた。給料をもらっているから仕事を最優先にする。休みの日も仕事をしたこともあった。

そんな仕事を優先する生活は体調やメンタルに支障をきたし始めた。もちろん働く年数が増えるにつれて仕事の量や責任も増えるので、次第にキャパオーバーになった。何のために働くのか。

体調を崩してまで働くのはおかしい。そう思い始めた。転職しよう。

子どもの頃は、働くってやりがいや生きがい、人のために役に立ちたいと思っていましたが、実際社会という現場に出てみると、クライアントのために、上司に怒られないために動かないといけないことが多くありました。自分の意志とは別で、割りきらないといけないこと、組織の中で上手くやっていくには、諦めないといけないこともありました。

自分が納得しているなら、どんなにしんどい作業や仕事でも苦にはならないと思います。しかし、組織に属していると自分の意志とは別に忖度しなければならない時もあります。

そんな現実が嫌でストレスがたまり始め、体調が悪くなったので会社を辞めました。当時は会社を辞めるということがものすごく大きな決断でしたが、悶々とした気持ちで毎日会社組織の中でかっちりはまっていることに嫌気がさしたからです。

その後、転職し福利厚生が整っている会社に入ることができましたが、そこでも組織という体制について疑問に思うことが多く、悩む日々でした。

私にとって働くとは、これからも自問自答し続けていかないといけないことだと考えています。果たして会社に所属するのが良いのか、あるいはフリーで活動するのか。時代が大きく変わりそうな今、今後も希望を失わず、生きがいややりがいを見つけられる働き方を探していきたいです。