年齢のダイバーシティ化もしてほしい

10年くらい前の転職活動とは市場がだいぶ違う。

アラフィフで経験した会社も複数ある。
10年前くらいに転職活動をしたときも、応募こそはメールでできたところがあったが、履歴書や職務経歴書を持参したり郵送したりして応募する所も多かった。面接や試験は100%対面で行った。

時が流れて、現在は書面を必要とするケースがまれ。Web登録で完了したり、書類が必要な場合でもWordやExcelでの作成が可能だ。
もはや、文房具店で履歴書を購入して手書きで記入し、「修正液を使ってはいけない」などのマナーはなくなりつつあるだろう。

性別を問われないケースもあった。

Web応募の際や、企業指定の履歴書に必要事項を記入する際に、性別を問われないケースもあった。ジェンダー問題を考える今らしい話だ。
しかし、それならば、なぜ年齢も不問にならないのだろう。

募集する年齢を限定するのに「長期育成のため」が変。

会社の紹介で、メンバーの多くが「20代」だと紹介するのは分かる。和気あいあいとしたイメージで同世代を募集したいのだという意図も分かる。
だけど、「35歳くらいまで:理由は長期育成をしたいから」と書かれているケースがある。

長期育成?
それは年齢が関係するのだろうか。
採用担当者は、新卒の人が入社してどのくらいの割合が3年後に残ってるのか知ってるのだろうか。
定年が60歳だとしたら、アラフィフでも10年務められるが、それを「長期」とは思っていただけないのだろうか。

この文字を見ると、企業にそんな不信感がちらりと脳裏を横切る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?