素描あるいは日記 2

   朝、といっても早朝ではなく午前中という意味での朝だが、河川敷をジョギングしていたらむこうから飛行機が1機、まっすぐに飛行機雲の尾をひくようにして飛んでくる。ああいいな、そういえば昨日は東京の方でブルーインパルスが飛んでいたらしいけれど、こんな普通の飛行機雲も悪くないなと思いながら眺めていたら、それは東から西へとぐんぐん伸びていって、太陽の軌道のような弧を描いて、なんなら途中で太陽を貫いて、天球の端から端まで至った。空を真っ二つに割るように走る潔い白線。快晴の日の飛行機雲というのはいい。あれぐらいきっぱり孤独になれたら格好いいなとおもう。

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