急性期病棟で私が前向きになれた瞬間
《これを見ると分かりやすいかもです》
この時から練習を重ねて、車椅子でも酔わなくなる。ベッドでも寝る時以外はリクライニングをつけほとんど起き上がるまでに成長しました。
ある日の朝、看護師さんといつものように車椅子へ移動をしていると、『今日はリハビリの方はいつも来てくれる方含めて3人来ます!』多分名前も言ってくれましたがこのような事を言ってました。
病院にいるというこの状況には慣れても、まだ頭の中は(?)が多く、この説明にも聞き流していた、、
血圧などをしていると、3人のリハビリの方が部屋に入ってきました。私と看護師さん、リハビリの方合わせて5人。説明などしてくれてましたが、テレビの音も混ざって頭はぐるぐるしていました。どこで止めていいかもわからず説明にパニックになり涙が溢れてくるんです。
看護師さんの対応によりテレビを止めたことですぐに収まり、改めて簡単に教えてくれました。
腕の担当と生活面でのサポートもしてくれる先生。【作業療法士】
この人は、私がようやくテレビ見始めたという時に来てくれたので、虚しかった気持ちも少し明るくなったんです。これからも来てくれると聞き嬉しくなりました。
歩けるように教えてくれる先生。【理学療法士】
第一印象は、とにかく良い人なんだろうな。この人でよかった。これから楽しみな気持ちにさせてくれます。
最後に、言語聴覚士の方が説明してくれました。第一印象は、真っ直ぐな眼差しで淡々と話してくれる学校の先生みたいな印象。その雰囲気で、会話のトレーニング、字を書くことや、ご飯を食べるときに一緒にすると簡単に伝えてくれました。
会話のトレーニングという短い単語でもやっぱりそうだよなぁ、おかしいよなとなったんです。
正直、病気のことに関して何も分かってない私からしたら、頭の中に毎回浮かぶ(?)みたいなふわふわした気持ちは、しっかりとした症状だったんだとはじめて理解しました。
そして何より、3人と話して感じた気持ちは安心感でした。看護師さんは人が沢山いる分、中にはとても気まずくなる方もいます。
心の中は普通に話してるつもりでも、言葉が出てこないことで、余計相手に気を遣わせてるというのがこちらにも伝わってくるんです。
当時は、そんな心境にも気付かずモヤモヤしたまま3人と話していました。私が話しても変な空間になったら嫌だなと思ってましたが、3人に誕生日とか聞かれて間違えた日付け答えても『正しい日付けは、○月○日だよ〜このような事もリハビリで慣れさせよう!』そう言ってくれました。
この一言で更にリハビリを前向きに捉えるきっかけになれた気がします。
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