見出し画像

救われる

私は
愛や優しさでは
病気自体は救えないと思っている
何てことを書くのだと受け取られた方、
本当にごめんなさい

どんなに愛されて育っても
病気になる子もいるし
どんなに愛し合っているパートナーがいても
精神的に苦しくなることもある

愛が足りなかったか
決してそんなことはないと思う


でも私は
愛や優しさ、思いやりの心を
人の持つもっとも美しいものだと思っている
(言うまでもないが、人以外の動物も持っている)

「生きる」ということを支えられるのは
愛や優しさだ
単に元気が出た、とか
やる気が湧いてきた、とか
とは違う
生きよう、という勇気をくれるもの
生きていることを肯定してくれるもの

痛みを和らげられるのも
愛や優しさだ
手を当てて「痛い痛いの飛んでけ」
背中をさすりながら「大丈夫だよ」
科学的にも証明されているようだが
昔から私たちは知っている
優しさが温もりとなって
痛みを軽くすることを
愛情が空気を伝わって
心細さを消すことを

救われた、と思わずこぼれる
それはきっと、心が救われたとき
心と身体のこわばりがほぐれたとき
その傍らには必ず愛や優しさがある

だから私は
それらをとても尊く美しいと思う
感謝して受け取り
与えられる人でありたいと
心から思う

2023.4.2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?