全体ではなく、ひとりひとり
苦しい事態に陥ったとき、
普段から生きにくさを感じている方たちにどれだけ気がつけるか、気にかけられるか、
私たちに問われている気がします。
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「やさしい日本語」というものがあります。言葉通りに易しく、また人に優しい日本語だと理解しています。
これは、日本語を母国語にする方にとっても、
障がいなどのない方にとっても、
分かりやすく、
特に、正確にスムーズに伝える必要のある緊急時には、どなたにもおすすめです。
書いて伝えるとき、全てひらがなにすれば分かりやすいかといえばそうでもなく、
「火事(かじ)です!」
のようにふりがなをつける方が伝わります。
ベトナム人の友人と、私はこの方法と絵を組み合わせて、メールしたり話したりしていました。
電話だと伝わらないのに、会うと心が通じていると感じたものです。
あー、なつかしい。元気だろうか。最近とても会いたくなる…
障がいのある友達は、ふりがなをふってほしいとはっきり言ってくれます。分からなかったときも、聞き返してくれます。
ネパールからの留学生で、滞りなくペラペラにしゃべれるけれど、読むのは全然ダメなんだと言っていた人もいました。
本人にきくのが一番です。
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何が必要か、何に困っているかなども、現地の方々の声をきき続けていきたいですね。
災害時一般としては、物品よりお金が助かるそうです。時と場合によると思いますが、迷ったらお金を送るのが喜ばれるようです。
そして、人手がほしい、と言われますね。(私は現地支援をしたことがないので、偉そうなことはいえません。)
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情報保障・・・情報を受け取ることが難しい人に、他の手段を使って伝えること
について、分かりやすく書いてくださっている方の記事を添付します。
私がボランティアで関わっている音楽祭でも、情報保障は大きなカギになっています。
たとえば、手話通訳や、歌詞や話している内容(MC)をスクリーンに同時に映したりしています。
正直、ひと手間ふた手間かかります。でも、面倒だからしないというのは違うと私は感じます。
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災害のニュースは心が痛みますね。今、落ち着かず、ざわつく感覚です。
そんな自分を責めずに、でも無関心ではいないようにしたいと思います。
つらいときは、テレビよりラジオがやさしいです。
被災された方々のご無事と健康を祈って。
そして、離れたところにいらっしゃるご家族ご友人の方々にも。
たくさんの「力になりたい」という想いが、おひとりおひとりにわたりますように。
2024.1.2
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