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端境期

端境期(はざかいき)。
主に、農作物が品薄な時期を指す。
地域にもよるとは思いますが、今ちょうど、野菜の端境期。

野菜全般、高いですよね…。
一昨日、キャベツが250円でびっくり。手が出なかった。

こんなとき、活躍するのが、
もやし、きのこ類、乾物、豆苗。

豆苗は、再生栽培で2回は収穫できますよ。
一番下のわき芽のすぐ上で切るのがおすすめ(だいたいで大丈夫)。
お子さんがいらっしゃる方は、豆苗のお世話係に任命してあげてはどうでしょう?


あと、庭の人参と春菊を間引いて食べている。
残念ながら彩りにしかならないけれど、ルーナ(一緒に暮らすうさぎさん)は喜んでいるのでよしとする。
冬越し二十日大根は、先週で終わってしまった。楽しませてもらった、ありがとう。

〜〜〜

端境期は、よい意味であきらめが大切だと感じる。
楽しみに、“待つ期間”。

その時期にいつも通り、定番野菜を手に入れようというのは、不自然な気がする。
出回る量が少ないのだから、値段が高いのも納得がいく。


技術を駆使し、
年間通じて途切れずに出回るようにすることが、
近いうちに可能になるのかもしれない。
でも、本当に必要かな…。


365日毎日、
しっかり350g以上野菜を摂らなくても、
そのうち120g以上、緑黄色野菜でなくても、
正直支障はない。 

お弁当にミニトマトがなくても大丈夫。
彩りなら、梅干しでも、ゆかりのふりかけでも、
仕切りやピックをカラフルにするのでもかわいい。
もちろん、ミニトマトを買って、だいじに1、2個ずつ入れるのもありだと思いますよ。


野菜に多いビタミンB群は、
納豆でもとれるし、玄米や胚芽精米や大麦にも豊富。
それらは食物繊維も多い。

卵を食べる方なら、ビタミンC以外のビタミンは、ほぼ摂れる。

ビタミンCは、新鮮な野菜以外からでも摂取できる。
じゃがいもにも豊富。ビタミンCがでんぷんでコーティングされているから、加熱しても壊れにくい。

多くの果物にも多い。
今年は柑橘類がよくできたそうだ。収穫から時間が経つことで酸味がとび、甘くなっている。

私は冷凍食品はほとんど買わないのだが、冷凍野菜は旬の時期に収穫したもの。
上手に使うのもよいかもしれない。


心配しなくても、季節は移ろう。
それに、端境期といっても、旬の野菜がゼロなわけではない。

野菜ではないが、
先日、「旬」のシールが貼ってあったので、ひじきを購入した。
いつもの戻して食べる乾燥ひじきとは全然違った。さすが、おいしかったです。
ふっくら、ほくほくしていた。


〜〜〜


私たちの人生にも、
きっと端境期がある。

何にもできないとき、
何にもやる気が起きないとき、
何をやってもうまくいかないとき、
“待つ期間”と考えて、あせらずにいたい。


できることからひとつずつ、
誠意を込めて丁寧に、

小さないいことを
大切に味わいながら。


2024.4.7

写真はやわらかくておいしそうですが、生垣の若葉です♪


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