災害に備えるサニタリーグッズ、集めました
昨晩大きな地震がありましたね。お怪我はなかったでしょうか…
地震があるたびに、災害時の備えを見直そうという気持ちになりますが、
「そういえば、生理用品ってどうしてたっけ」と、ふと思いました。
実家暮らしなので母に聞いたら、真顔で「備えてない」と言われました😇
最近はいろんなタイプのサニタリーグッズが出ているので、この機会にきちんと整えたいと思って急遽調べてみました。
参考になれば嬉しいです◎
災害時に起こりうる女性の悩み
災害時に女性がサニタリー関連で困りそうなこと、考えてみました。
・生理用品の不足(買えない・支援が受けられない)
・生理用品が捨てられない
・お手洗いが使えない(断水・避難所の混雑)
・下着が洗えない(断水・プライバシーがない)
・身体を清潔な状態に保てない(断水・十分に入浴ができない)
想像できる範囲で思いつくままにパッと並べましたが、どれも結構しんどい話です。きっと挙げればほかにもたくさん出てきますね。
そして、避難所ではこうした悩みを伝えにくい状況もあると思います。
女性の生活からは切っても切れない話なのに、場合によっては伝えても理解を得られないケースもあるかもしれません。
改めて、自分でも準備をしておくことの大事さを感じますね。
災害時に役立つサニタリーグッズ
東日本大震災から10年経ちます。
あの頃は、まだ生理用品といえばナプキンかタンポンくらいだったと思いますが、今は本当にたくさんの新しい製品が世の中に出ています。
災害用リュックの中に入れておいて、役立ちそうなものを探してきました。
色々な選択肢がありましたので、ケース別で並べてみます。
「生理用品の不足」に備えるグッズ
生理用品は使い捨てであることが多いので、使えばその分減ってしまいます。必ず必要になるものなので、準備が必要です。
■スリムな生理用ナプキン
ナプキンはたくさん持っているに越したことはないですね。
ただ、災害時の荷物は少なくしたいのに、結構かさばるのが難点。
吸収力はそのままに(もしくはより多く)、スリムなナプキンならばかさばらずにたくさん準備しておくことができます。
吸収量が多いものならナプキンの消費枚数も減らすことができますね。
もう女性の間ではポピュラーな製品です。
↑スリムガード 通常のナプキンの2倍の吸収量なのにとっても薄い。
普段使いで私も愛用しています。
↑「はだおもい 極うすスリム290」 夜用で15枚入ってます
■ナプキンの吸収量をプラスする「シンクロフィット」
1枚のナプキンをできるだけ長く大事に使いたい。
そんなときに、ソフィのシンクロフィットがかなり役に立ちます。
いつものナプキンに、手のひらサイズ程度のナプキンのかけらをプラスすることで、吸収量を増やしてくれるという製品です。
シンクロフィットは、膣口に直接沿わせるように、脚の間に挟むイメージでつけて使います。その上から、いつも通りナプキンをつけたショーツを履きます。これで吸収量が通常のナプキンより増える、という仕組みです。
使い終わったらトイレに流せちゃうのもいいところですね!
ソフィが出している紹介動画です。
映像で観た方がイメージが湧きやすいので、ご覧くださいませ◎
■月経カップ
煮沸消毒をすることで長期間繰り返し使える生理用品です。
お湯が用意できる環境が整っていないとお手入れが難しいですが、持っておくと生理用品不足の解消に一役買ってくれるかもしれません。
月経カップはシリコン製のカップで、膣の中にいれて血液をためるものです。数時間おきにお手洗いで溜まった経血を流して、水洗いをしてまた膣の中に入れ直して使います。
長期的なお手入れとして、煮沸消毒や電子レンジでの加熱が必要です。
↑日本製の月経カップ「ローズカップ」
ピンク色で、薔薇の形のデザインがかわいらしいです。
↑韓国製 EVEというFemTechメーカーの月経カップ
慣れるまでは膣内にいれるのにコツが必要なようなので、もし購入したら試しに練習しておくとよしかもしれません…!
■布ナプキン
布ナプキンもまた、繰り返し使える生理用品の1つです。
布マスクをイメージするとわかりやすいですね。
洗って繰り返し使えるし、デザインが豊富なのが布ナプキンです。
肌に直接触れるので、オーガニックコットンなどの優しい素材が使われているものも多いです。
水が手に入らない場合や、人に見られずにナプキンを洗える場所がなくて抵抗がある場合、使用が難しいこともありますが、選択肢として知っておいて損はないと思います!
どうにもこうにも生理用品が足りなくなってしまったら、布ナプキンなら最悪自分で作れます!NHKや東京都が作り方を紹介しています。
「生理用品が捨てられない」に備えるグッズ
災害時には、ゴミがちゃんと捨てられない可能性が大いにありますね。
特に、使用済みの生理用ナプキンは、長期間処理がされないと不衛生な状態になりやすいです。
血液なので、放っておくと匂いが出やすいですし、感染症の二次災害が起きる可能性も出てきてしまいます。
■生理用品ディスポーザーバッグ ”FabLittleBag”
ロンドン発の生理用品廃棄バッグです🇬🇧
もともとは友人やパートナーの家で、生理用品を捨てにくい場面を想定して開発された商品です。
持ち運びやすいコンパクトなデザインで、片手で口を開けておけるタブがついているので、機能性も高い。
使用済みの生理用品をいれたら、しっかりシールで蓋をしましょう。
そのほかにも、チャック付きサニタリー用袋はいろんなメーカーから発売があるので、チェックしてみてください◎
「身体を清潔な状態に保てない」に備えるグッズ
災害時には水の供給がなかったり、避難所のシャワーが混雑したりと、身体を毎日きれいにすることが難しい場合があるかもしれません。
特に生理前や生理中には、匂いや不快感が気になってしまいそうです。
■デリケートゾーン用ウェットティッシュ
デリケートゾーンに優しいウェットティッシュです。
生理前や生理中の匂いやかゆみを、しっかり拭き取ることで解消します。
使い終わったらトイレに流せるので、お手洗いの中で使って処理できるのがいいですね!
これに関しては、普通のウェットティッシュでも代用は可能だと思います。
ただ、デリケートゾーンは皮膚が薄くて敏感な部分なので、専用のものがあると安心です!赤ちゃん用のおしりふきでもいいかもですね◎
「下着が洗えない」に備えるグッズ
これは生理のときに限らずの話になりますが、避難所生活や断水の場合には洗濯が十分にできないことも考えられますね。
生理のタイミング以外でも、できるだけ下着をきれいに使うことができれば助かるかもしれません。
■はがして2回使えるパンティライナー
経血だけではなく、おりものでも下着って簡単に汚れてしまいますよね。
小林製薬の2枚重ねになっているパンティライナーは、汚れたらシートをめくると2枚目が出てきて、1枚のシートで2回使えます👏
1パックで36枚入っているので、72回使えます◎
備えあれば憂いなし
さて、ここまで長いこと、いろいろな備え方・対策をご紹介してきました。
「へー」と思っていただいたり、使ってみたいと興味を持っていただけていたなら幸いです!
災害が起こってからひやっとするのでは遅いのだと言うことを、昨晩の地震で痛感しました。
「備えあれば憂いなし」ということで、私のように備えが足りていない部分があればしっかりと準備をしておけるといいですね!
母に任せきりにしていたことを反省して、私も買い物に行ってきます🐾
では、またそのうちに。
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