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生チョコの真実

私には高校生の息子がいます。

その息子は夜な夜なお菓子作りをするのが好きなようで、簡単な洋菓子、和菓子を下手なりに色々作っています。
先日は琥珀糖とわらび餅を作っていました。
(わらび餅は大失敗!)

お菓子を作った後のキッチンには砂糖やココアパウダーが床にこぼれていたりして、最終的に掃除をするのは私です。

別にお菓子作りするのはいいんですが、とにかくキッチンがグチャグチャにされるのが嫌なんです!片付けまでしっかりやってくれ!と言ってます。

時期はずれな話になりますが、

息子は去年、今年のバレンタインのお返しとしてホワイトデーに手作りのお菓子を作っていました。
自分の時代では考えられない。バレンタインのお返しに手作りのお菓子作ります???
しかも本命の彼女じゃなくて、部活の女子にですよ!

息子曰く
「今どきの高校生は手作りで返す」だそうです。

__そうなのか?ホント?


今年のホワイトデーは「生チョコ」を作る!と、何やら気合いを入れて作ってました。

とはいえ本当に1から作るというわけではなく、板チョコを溶かして、生クリームを混ぜて冷やすくらいだけのもの。工程としては簡単なものですよね。
生チョコってこんな簡単なんだ〜と知りました。

でも自分で作ろうとは思いません。お店の甘過ぎない美味しいやつを食べたい!

溶かしたチョコと生クリームを混ぜたものを調理用バッドに流して、冷蔵庫で数時間冷やす。確かに簡単。しかしここからが意外と大変。普通チョコレートは冷やすと固まりますが、生チョコは冷やしても柔らかい。包丁で切るのには意外とコツみたいなものが必要で息子は悪戦苦闘していました。

横で見ている私に助けを求めてくるので、
結局私がカットして、
コロコロ丸めて、
ココアパウダーつけて、
袋に入れて…

はい出来上がり。

__えっ!?これって、もはや作ったのおれじゃね?


ごめん。息子と同じ部活の女子高生たちよ…
君たちが美味しいと食べてくれた生チョコは40代のおじさんが作ったものなんだ…それが真実。



今回『生チョコの真実』を書かせて頂きましたが、全く同じテーマ、出来事をこのエッセイと掌編小説『チョコレートファンタジア』の2作書いてみました。自分では面白い試みかなぁ思いまして。基本的な話の筋は一緒なのですが、それぞれエッセイ、小説という事で表現が変わっています。小説は脚色してますし。
よろしければ『チョコレートファンタジア』もご覧ください。

いつものごとく、ど素人なので色々大目に見てくださいね笑




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『手作りはいいけど食中毒とか心配しちゃう者』
ミノキシジルでした。

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