「伝え方」でお悩みの方へ

いきなりですが、音で例えてみよう。
「どうすればすぐ隣のAくんに音を伝えられるか?」という問題があったとする。

簡単だ、手を叩いたりすれば伝えることができる。
しかし、よく考えてみると実はこの問題には前提条件がある。

「この場所が空気中であり、真空ではない」ということだ。
つまり、空気中という「伝わる」環境の中で初めて「伝える」ことができるというわけだ。

また、違う捉え方だと「Aくんはヘッドホンをつけて爆音で音楽を聴いていたり、耳栓をしていたり、耳の病気で聞こえない人ではない」や「この場所はライブハウスなどの隣の小さな音をかき消す環境ではない」なども考えられる。
おそらくもっと色々な視点から指摘ができるだろう。

この伝わる環境であることの大切さは人の心においてもそうだと思う。

例えば、ゴールデンサークル理論
最初に「なぜ」を示してから、製品紹介をしたというアップルの成功例から導き出された理論である。
詳しくたくさんwebページで紹介されている。

では、なぜ「なぜ」から始めるとよいのか。
大きな理由は人々の共感を得るためである。共感を得た後に製品紹介をすると、その人にスッと入っていくのだ。

これも共感を得させることでその人の心の中に「伝わる環境」を作っていると解釈できる。
そして、製品紹介を魅力的にして「伝えて」いるのだ。

伝わる環境がなければ伝えることができない。
このnoteというプラットフォームもなければ私はこれをここで伝えることはできなかった。

「伝え方」でお困りなら、「そもそも伝わる環境(状態)か。また、伝えたい相手の心が伝わる状態として整っているのか。受け入れてくれる状態なのか。」などを考えてみると良いかもしれない。

#コミュニケーション #ビジネス #伝え方
#ゴールデンサークル理論

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