見出し画像

中国語法廷通訳&司法通訳の流れ~

先週2件、弁護士から依頼があって逮捕されてすぐの被疑者の接見中国語通訳に同行してきました。

流れとして、まず犯罪を起こして逮捕されると、警察に収監されて、取り調べが始まるのですが、実は、同時に弁護士側も動き始めます。

法律で定められているのですが、逮捕されると、弁護士がつきます。
自分で選べない場合は国選(当番制)で、逮捕された当日、あるいは次の日
には弁護士が面会に来ます。弁護士は裁判になった際も、ずっと弁護人になります。

弁護士接見の通訳で、先週行ってきましたが現在も引き続き、弁護士接見も続いているので、同行しています。

こまめに面会に行く弁護士先生なので結構次の予定も入っています。

逮捕されて10日間は取り調べがあり、そこで起訴、不起訴が決まります。
取り調べが終わらない場合は、更に10日間延長になります。

起訴されると警察署から拘置所に移管になりますので、通訳は拘置所に行くことになります。

画像1



法廷通訳は、起訴されてから、裁判所から依頼が来るので、ある程度、証拠や被告人の言い分もわかっています。

最近の法廷通訳は、形式が変わってきて当日、ぶっつけ本番で裁判をやる形になる感じですが…

もし心配でしたら、私は法廷通訳の時はそうなのですが、一度でもいいので、弁護士の接見に同行させてもらって、事件の背景や被告人の中国語のなまりや癖の状況を把握しています。

後は、法廷通訳の場合、弁護士の日本語の言い回しなども知っておきたいので、一度会わせて(接見同行)いただいています。

裁判所、弁護人、検察官、被告人、ある程度、コミュニケーションを取って
おかないと、どうしてもスムーズにいかなくなると思うからです。

なので裁判になる前には、数日かけて書類のやり取りの際など、そして当日も法廷内では始まる前に、全員に一人一人に挨拶をして、それぞれの信頼関係を築いています。

コミュニテーションを取ると、信頼関係を築けると通訳がスムーズになります。何よりも背景状況もわかりますし、主張や言い分もわかります。

背景がわからないと通訳できないのでできる準備は全部やる~
それが私の中国語通訳ルーティーン♪なのです。

仕事の際は、中国語以外の重要な事をたっくさんやるといいですよ。

【お知らせ1】
第73回 2022年6月12日(日)
日曜夜活!中国語ライブ配信
~日本人が間違いやすい中国語~
21時スタート!

ご視聴はこちらから
Facebook&Youtube同時ライブ配信です。
アーカイブも1週間残しておりますので録画でもご視聴いただけます。
※すぐに申請後「許可」になりますのでどなたでもお気軽に申請ください。

【お知らせ2】
公式LINEマガジンにリッチメニュー登場。
290名!にご参加いただいております。謝謝!

好きな時に「中国語文法100本動画」を
1から100本目まで順番通りに見られます。
日曜夜活中国語ライブ配信の厳選動画
中国語講座のご案内や、学習方法の
豆知識動画(ライブ配信より)なども
まとめつつあります。

登録者全員に「中国語学習3つのコツ」を
プレゼント中です!
こちらからどうぞ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?