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【テレワーク】現場主導で決めた運用ルールは定着する

コロナによる緊急事態宣言で急速に拡大したテレワーク。
はじめてのことで準備期間もほとんどなく、運用ルールも曖昧でスタートした企業様も多いのではないでしょうか?
ルールがきちんと運用できないことで、テレワーク疲れが出ているというニュースもよく目にします。
その疲弊はどうしたら改善されるのか、当社の改善例をご紹介します。

[1]Minoru(当社)の社員はテレワーク疲れしているのか?

当社はコロナ前からテレワークを実施しています。
コロナ前の実施頻度は少なかったですが、最初の緊急事態宣言以降は週に一度、会議のためにみんなが集まるだけでその他の営業日は原則テレワーク(在宅勤務)です。
実施当初こそ、「顔を合わせて仕事したい」、「わからないことがあっても聞きづらい」、「雑談ができないのが苦痛」と、テレワーク疲れの声も上がりましたが今では全員が「テレワーク環境じゃないと働きづらい」と思うようになりました。

[2]テレワーク疲れの声が上がった時にやったこと

テレワーク疲れの声が上がった時は、「やはり対面でのコミュニケーションが重要」だと思い、テレワークの頻度を減らそうと考えていました。しかし、今後の採用状況も考慮し、新しい働き方をしたいと考えていた為、中途半端で辞めるわけにもいかず、継続していくことに。
まずやったことはテレワーク疲れの声を上げている社員の声を聞き、その声を元にした運用ルールの見直しです。働きづらいから疲れるわけなので、働きやすいように現場主導でルールを設定しました。

[3]どのようなルールにしたのか?

複雑・面倒なものでは、再度疲弊の声が上がってしまうのでルールはとても簡単に。
例えばチャットツールに関するルールですが、テレワークでは基本チャットツールを利用して、連絡や業務の指示を出すので、そこが整備されていないと働きづらさが増します。当社のチャットに関するルールの一例です。
【テレワーク疲れの声】
・チャットで送った文章を見たのかどうかわからず、作業が進まない
・みんなが違う話題を一斉に送る為、その話題に対する返信なのかがわからなくなる時がある
・当人同士で話が進み、自分だけその話題や情報を知らない時がある
【チャットルール】
・自分宛に送られた文章は必ずリアクションスタンプをつける(OKマークや後で確認する等)
・返信はスレッド機能を利用して、スレッドで返信する(どの話題に返信したのか一目でわかる)
・原則オープンチャンネルで会話をする(社員同士で業務の進捗確認や情報共有ができる)

[4]疲れの声を元に改善することで得られたこと

「疲れ」=「働きづらさ」。これを改善する為のルールなので、働きやすい環境を作ることができます。また、社員の声を元にして、どういうルールにした方が良いのか、社員自らルール化することにより、改善が必要な問題ができてきた時は現場社員が主導でルール改定し、自然と業務効率化する環境へと変わっていきます。

[5]運用ルールは現場主導で決める

当社は現場の社員が自ら決めた運用ルールに責任を持ち、そのルールを守ることで働きやすい環境が生まれ、業務効率化や生産性の向上に繋がると考えています。当社において、社員主導のルール改定後からテレワーク疲れの声が上がっていません。
現場主導で決めることで社員の成長にもなり、それが企業の成長にもつながることでしょう。運用ルールの決定や改定にお困りの経営者様、管理者様は、一度現場の社員に任せてみてはいかがでしょうか?


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